本日、東京・六本木の結婚式場「ザ クラシカ東京」にて、映画「セカンドバージン」の撮影が行われました。昼過ぎから始まった撮影では、主人公・中村るい役の鈴木京香と、そのるいと出会う鈴木行役の長谷川博己の他、パーティー会場の客としてエキストラ約40名が集い、華やかな撮影が行われました。
二人の出会いとなる重要なシーンだけに、黒崎博監督も思いをこめて演出し、何テイクもかけて撮影が行われました。

Q.今回、ドラマで一度演じられた役と同じ役に映画版として臨まれて、新たに気づかれたキャラクターの魅力や意外な発見などはありますか?

鈴木:一度やった役ではありますが、映画版ではお話が変わってる部分もあり、新しいエピソードも増えているんですね。 映画の導入部分では、「あれ!これはセカンドバージンなの?」と思われる方もいるんじゃないかと思うぐらい、ちょっと違う感じで話が進んだりして・・・。キャラクターの芯の部分は一緒なんですけど、より一層、悩んでいる部分だとか弱い部分とかが、今回の映画版では強調されていると思います。

長谷川:ちょっとまた違った側面からの「セカンドバージン」が描かれているのかな、と思います。鈴木行は、ドラマ版では、失踪して2 年たつんですが、今回は5年経っているという状況となっていたり・・・「そこで何が行われていたのか」というところが、今回色々と僕の考えないといけない部分だったりするのかなと思います。
基本的には、先ほど京香さんがおっしゃっていた通り、ドラマ版のキャラクターはそのままあると思うのですが、そこでのちょっとしたニュアンスみたいなものは変わってきていると思います。
すごく、よりディティールにこだわっているというか・・・

映画なので、「画(え)」でも色々見せられるという部分もたくさんありますし・・・そういう意味では、一秒も見逃せないというか。
TVだとよく、「〜ながら」で見る、とかいいますが、映画の場合は一秒たりとも見逃せないというような、そんな作品になっているかと思います。

Q.役作りにおいて、何か意識したことなどはあるのでしょうか。

鈴木:色々な方が「私がモデルだ」といってくださっていると聞いて驚いているんです。
働いている女性から「(これは)私よ」と思っていただけたことがすごくうれしくて・・・今回の映画では、働く女性というよりも「恋に悩む女性」という部分が多くなっている分、見に来て下さった方に自己投影して心酔してもらえる所というのが、より心理的なものになっていると思います。今回はるいを演じるに当って、“働く女性としてこうだ”ということを考えるよりも、強い女性なのに、行さんの前だといつものるいでいられなくなってる、そんな心情的なものの方を大事にしたいなと思っています。ドラマでるいのキャラクターはできあがっていると自信をもって、今回はもっと深い“女性の心のひだ”というようなものを、丁寧にやりたいと思います。

長谷川:僕も京香さんと同じで、心情的な部分を丁寧にしていかないとなと思います。
割とじっくり撮っているので、空いている時間はなるべくそういうことを考えつつ、やっています。もちろん前のドラマ版での鈴木行の役作りは自分の中には潜在的にしみ込んでいるんじゃないかなと思いつつ、演じています。

Q.黒崎監督の演出方法についてですが、かなり委ねられている感じなのか具体的な指示があるのか、どうでしょうか。

鈴木:黒崎さんは本当に熱意のある方で、現場でも細やかに説明してくださるので、とてもわかりやすいんです。今回も、ちょっと話して頂くだけで何を求めてらっしゃるのかというのがはっきりわかるので、監督の思いを受け入れつつ、二人とも、10話分演じてきた役として、自分の考えをとても伝えやすいですし、わかってくださいます。

長谷川:本当におっしゃる通りで・・・全部僕も同じようなことになってしまうんですけど(笑)、現場は本当に皆さんでコミュニケーションもとれますし、るいさんとも色々お話したりだとか、監督のおっしゃりたいこともすごくわかりやすいので・・・割と監督も委ねてくれているような気はしています。

Q,“ スキャンダラス”なのか、“純愛”なのか。お二人はこの作品での二人については、どちらだと思われますか?

鈴木:私は、「純愛」という方が先にきていると思います。設定は、うんと年の離れている男性で、しかも既婚者の方がお相手というのは、十分スキャンダラスだと思いますが、愛するという気持ちや行為というのは、何も大胆なところや過激なところがあるわけではないんです。その差というか、大人の女なのに躊躇してしまうところが、面白いのかなって思います。一見大人の女性でも、意外と蓋をあけてみると、子供みたいな感じで人を想っている。そこはやはり純愛なんだなと思います。
長谷川:基本的には僕も純愛のストーリーなんじゃないかなと思います。
今回のこの映画は「死の香りのする純愛」の映画になるんじゃないかなと思います。
とにかくるいも行もずっと一途に想い続けてきたっていうのが、前提にあるんじゃないかなと思いますね。

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