「とどけ!勇気と元気試写会」として、宮城県名取市におきまして、映画『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』の特別試写会を行いました。

上映の前に、突然、アンパンマンとばいきんまんの声が会場に響き渡り、会場の子供たちの「アンパンマ〜ン」の元気な呼びかけに答え、アンパンマンとばいきんまんが登場!
さらにサプライズゲストとして、声優の戸田恵子さん、中尾隆聖さんも登場し、会場を沸かせました。
戸田さん:4月下旬に、宮城県の県南にお邪魔させて頂きました。その時にアンパンマンのマーチのリクエストがすごく多いということを聞き、すごく嬉しく思い、これからも歌い続けていきたいなと思いました。アンパンマンの映画はいつも優しさと勇気と元気、くじけない心をみなさんに届けられる様に作っています。今回は地震の事もあり、特に心に響くんじゃなかと思っています。今後もアンパンマンを通して被災地を応援していきたいです。

中尾さん:本当はやなせ先生やアンパンマンのメンバーも来たがってたんです。一人でも多くのお友達に映画を観ていただいて、元気になって頂きたいと思っております。アンパンマンチームのみんなで応援しています。
また会場に来れなかった原作者のやなせたかし先生、声優の山寺宏一さん、今年の映画でゲスト声優、ココリン役を務める松雪泰子さん、キンタン役の大沢あかねさんから、名取市のみなさんへ向けたメッセージが流れました。

やなせ先生:僕も辛い時にはアンパンマンのマーチを歌うんです。辛い時は泣いていうと余計辛くなる。辛いなぁと思った時は歌って元気に、笑いながら過ごしているうちによくなるものです。一日一日を一生懸命、なるべく楽しく生きていって下さい。戸田さん、中尾さん、アンパンマンとばいきんまん、みんなに勇気と元気を届けて下さいね!
やなせ先生がエールを送ると会場は拍手に包まれました。
松雪:震災によって笑顔を失った子ども達に、心の底から笑って暮せる喜びと諦めないことの大切さを伝えられる様に、ココリンを一生懸命演じさせて頂きました。
大沢:まだ大変な生活を送られている方が多いと思いますが、一日も早く笑顔を取り戻せる様に想いを込めて参加させて頂きました。みなさん、歌って手遊びして勇気と元気をもらってほしいです。

山寺宏一さんはチーズ・カバ夫くん、さらに宮城弁のかまめしどんを演じ、
山寺:僕も宮城県出身です、名取にも何度も行った事があります。みんな、不安に思ってる事や元気がなくなってる事もあるとは思いますが、友達と話をしたり、アンパンマンのメンバーが想っていることを思い出して元気になって下さい。

最後に戸田さんから、
戸田:アンパンマンの中にはお金が出てこないんです、だから誰かに喜んでもらいたいというものだったり、誰かに食べさせたいという想いからパンを作ったりしてるんです。誰かのために何かをするということをアンパンマンから学んでほしいです。
上映後、来場者にアンパンマンミニライトとアンパンマンジュースを配布し、たくさんの笑顔があふれました。