本日6月25日、日韓合作ドキュメンタリー映画『海峡をつなぐ光〜玉虫と少女と日韓歴史ロマン〜』の初日舞台挨拶がヒューマントラストシネマ有楽町にて行われました。

本作は、玉虫の翅(はね)が美しく施された「歴史的文化美術品」である「玉虫厨子(たまむしのずし)」や「玉虫馬具(たまむしのばぐ)」を現代の日本と韓国で復刻させるという、壮大なプロジェクトを追ったドキュメンタリー映画です。

舞台挨拶には、出演者でナビゲーターを務めた入矢麻衣(いりや・まい)、ナレーショ ンを務めた西岡?馬、乾弘明、益田祐美子プロシューサーが登壇しました。

※登壇者のコメントは以下の通りです。

●入矢麻衣 (出演/ナビゲーター)
「撮影に入る前に、日本と韓国の歴史について勉強をしました。日本と韓国の長い歴史を“一日”に例えると、色々あったのは、時間にするとほんの“数秒”だと思います。
日本と韓国の職人の皆さんが熱い想いで作り上げた「玉虫の厨子」や「玉虫の馬具」を、私たちも忘れずに次の世代に引き継ぎ、日韓の関係を守っていくのが大切だなと思いました。
今後も、日本と韓国の文化と歴史が行き来してくれればいいな、と思います。ぜひ若い人にも観て頂きたい作品です。」

●西岡?馬(ナレーション)
「私は韓国人の顔立ちだとよく言われる事があります。一度も韓国に行った事がないのですが…笑。
この作品に出会い、ナレーションを担当したことで「韓国に行きたい!」という想いがますます強くなりました。
是非、近々行ってみたいと思っています。」

●益田祐美子(プロデューサー)
「何のためにこの映画を作るのかを考える時、私は次の目標を掲げました。
「教科書に書かれていない歴史を学んでもらう事」と「政治家に本当の玉虫色を知ってもらう事」。
国家がある限り、日本と韓国は政治的にも経済的にも対立するかもしれませんが、文化は対立しません。
日本と韓国が“合わせ鏡”のように協力し合っていく事を願っています。」

●乾 弘明(監督)
「“伝統文化”は、つなぎ続けていかなければならないものです。
変化をするのはいいのですが、そこで断ち切ってしまうと終わってしまいます。
それぞれの国の文化が、個々に熟成して2つの形になっていっても、この映画が日本と韓国の伝統文化をつないで行き“原点”を見つめ直すきっかけになれば良いなと思います。」

●全国公開スケジュール
6月25日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町にてモーニングショー
6月25日 名古屋:名演小劇場
7月2日  大阪:シネ・リーブル梅田
7月9日 福岡:ソラリアシネマ
7月23日 京都:京都シネマ  他全国順次公開

●公式サイト
http://heiseimaster.com/kaikyou/