6月19日の父の日を目前に控えました6月13日(月)渋谷シネクイントにて、本作豪華キャスト陣が一挙に勢ぞろい。
本作は、祥伝社FEEL YOUNGに連載中の宇仁田ゆみによる大人気コミック「うさぎドロップ」(1〜8巻累計発行部数:98万部)の映画化となり、ある日突然“イクメン”になってしまった主人公ダイキチと、6歳の女の子りんのちょっとちぐはぐな共同生活を描いた、とびきりハートウォーミングな物語です。主人公の“イクメン”河地大吉役には、話題作への主演が相次ぐ松山ケンイチ。りんと同じ保育園に息子を通わせるシングルマザーであり、ダイキチの憧れのモデル役を演じるのは、モデル、女優として活躍する香里奈。そして、独特の魅力を持つ鹿賀りん役には、今最も注目を集める天才子役・芦田愛菜という、今話題のキャストが勢ぞろいしています。
当日は、豪華キャスト陣:松山ケンイチ(26)、香里奈(27) 、芦田愛菜(子役:6) 、そして香里奈演じるシングルマザーのひとり息子役の佐藤瑠生亮(るいき/子役:6)とSABU監督(46)が登壇して華やかな舞台挨拶となりました。
現場ではずっと遊んでいたという4人の本当の家族のような姿が垣間見え、制作時のエピソードを交えて作品をアピールしました。

—登壇者コメント—
MC:松山さん、今回の作品では、突然親戚の子を引き取り、同居するというお話ですが、演じてみていかがでしたか?
松山:ダイキチとりんがそれぞれ成長する物語。小さい子供と一緒に生活する経験がなかったので、環境的にはダイキチと変わらなかった。愛菜ちゃん
と1カ月共同生活して、生まれてきたものを芝居を通じて表現しました。
MC:香里奈さん、今回はシングルマザーで仕事を持つ女性を演じられましたが、いかがでしたか?
香里奈:役の上でシングルマザーを経験したのですが、幼稚園の送り迎えをして、仕事をして・・・大変だと感じました。シングルマザーが住みやすい環境になったら良いなと思いました。
MC:芦田さん、現在ドラマでも活躍されていますが、この映画で共演した松山さんの印象を教えてください。
芦田:松山さんは優しくて、休憩の時も遊んでくれてとても楽しかったです。
松山:他の作品では、本番以外は共演者の方と話さず、それぞれの役の事を考えたり、監督と話し合いながら過ごす。そして、本番中にコミュニケーションをとるというメリハリのついた現場がほとんどだったけど、今回は、愛菜ちゃんとずっと一緒にいました。最初は、距離感を保つためにダイキチとりんは、普段から一緒にいないと駄目だという気持ちでいたけど、僕自身が愛菜ちゃんと一緒にいて凄い楽しいから、毎日現場に行くの楽しみだったし、癒されたし、打ち上げの時もずっと一緒にいた。瑠生亮とも会う度に遊んでいて、遊んでいるみたいな凄い楽しい現場でした。可愛かったです。
MC:佐藤さんは香里奈さんの息子役でしたが、松山さん、香里奈さんの印象を教えてください。
佐藤:香里奈さんはとても優しくしくて、可愛くて、大好きです。香里奈さんに誕生日に貰った時計を大事にしています。(当日も身に着けていた)。 
MC:松山さん、どんな遊びをされたんですか?
松山:足をつかんで逆さにしてブラブラしてたよね。ほとんど遊んでました。打ち上げの時とかもかくれんぼしてたし!
監督:撮影を8月の猛暑の時にしていたのですが、50度くらいあるセットで遊んでいたんです。
MC:SABU監督にお伺いします。コミックが原作の作品ですが、それぞれの役者さんの印象を教えてください。
監督:みなさん本当にいい俳優んなので、自慢です。松山さんは存在感がデカくて感動しました。香里奈さんは、踊るシーンでカッコよく踊ってくれて助かりました。愛菜ちゃんは去年はもっと小くて可愛かったし、瑠生亮も子供らしい子供なのに、演技になるとスッと切ない顔になるんです。
佐藤:去年の夏から身長12センチ伸びたよ。
芦田:撮影した時は同じくらいだったよね。でも今は、109センチくらいだよ、私。
松山:俺、179センチ。70センチ違うからね。大きいでしょ?
MC:好きなシーンと難しかったシーンなど、印象に残っているシーンをおしえてください。
松山:りんの父親であるダイキチのおじいちゃんが死んでしまい、りんが死に対して傷ついていて共同生活の中で「ダイキチも死んじゃうの?」と聞かれるシーンです。台本で書かれていないシーンで、現場で生まれた、愛菜ちゃんの才能が詰め込まれているシーンです。難しかったのは、ダンスのシーンで、初めてだったので、男がリードしないとって思っていたけど、エスコートして貰っちゃいました。
香里奈:幼稚園のシーンです。シングルマザーとしての視点で演じたのが印象的でした。
芦田:好きなシーンは、おゆうぎ会のシーンです。可愛い衣装だし、ダンスが楽しかったです。難しかったのはお墓で泣くところです。
佐藤:りんと2人でママとダイキチのところに帰るシーンです。
MC:今週末の19日日曜日は「父の日」ですね。この映画でも松山さん演じるダイキチが、芦田さん演じるりんの父親代わりになり、本当の親子のような絆ができていくというお話ですが、松山さんは「父の日」の思い出は何かございますか?
松山:プレゼントをしたりはないのですが、理想の父親像は自分の父親なので、今でもコミュニケーションをとるようにしています。
MC:芦田さんは、父の日に何かプレゼントをする予定はありますか?
芦田:うーーん、お父さんを驚かせたいので、ひみつです!
MC:最後に見所を一言お願いします!
香里奈:ダイキチやゆかり世代や、その親の世代の方にそれぞれの視点で観て欲しいです。温かい気持ちになれるので、たくさんの方に観て欲しいです。
松山:世界中のいろんなところに愛情があって、その愛情が繋がっていく、幸せでポジティブになれる物語です。
監督:人は支えあって生きていると思える作品に仕上がりました。俳優さんたちが素晴らしい演技で魅せてくれているので楽しんでください。