小惑星探査機“はやぶさ”の帰還1周年を記念した的川教授の講演では笑いを交えながら“はやぶさ”のエピソードを披露して下さいました。その後、竹内結子さん・高嶋政宏さんが“はやぶさケーキ”と共にお祝いにかけつけると客席からは歓声があがりました。その後クランクアップしたばかりの撮影秘話を披露!最後はカプセルのレプリカと“はやぶさケーキ”と共にフォトセッションを行いました。

■日程:6月13日(月) ●会場:東京国際フォーラム ホールD5
■登壇者:竹内結子(31)、高嶋政宏(45)、的川泰宣(JAXA宇宙航空研究開発機構 名誉教授・技術参与)

<登壇者コメント>
竹内結子:去年、“はやぶさ”のことをニュースで見てすごいなぁと思いました。“はやぶさケーキ”は映画の中にも出てきて私が演じた水沢恵が“はやぶさ”の最後の誕生日をお祝いするために作ったという設定になっています。みんな“はやぶさ”に対して、「行ってらっしゃい」と見送って、戻ってくるけれどもう本体に触れることは出来ないという寂しさがあったと思います。“はやぶさ”はいろんな人が育てあげた探査機なんです。今回の役はメガネをかけていたり外見もいつもとだいぶ違うのですが、専門用語が多かったのがとにかく大変でした(笑)。分からない言葉を調べようとインターネットで調べるとさらに分からない言葉が果てしなく広がっていって、果てしなく広がる宇宙をそんなところからも感じました(笑)。(的川先生から「我々でもあんなにぺラペラ話せない」とお褒めの言葉が)完コピ(完全コピー)にこだわった作品だったのですが、私の役だけは複数の女性をモデルにした役だったので、(セットや他の役者があまりにも実物と似ていて)ドキュメンタリーに入っていくような感覚がありました。“はやぶさ”のまだまだ知らない魅力に気づいてもらえる映画だと思います。ほんわかムードの中にも宇宙の魅力を感じて欲しいです。

高嶋政宏:去年はちょうど京都で撮影をしている頃だったんですけど、テレビで“はやぶさ”のニュースを見て感動しました。1年前の出来事なんですが、映画はもう先日クランクアップしたんですよ。堤監督ならではのスピード感だと思います。僕が演じた坂上という役はカメラ班のリーダーで皆さんが見た映像関係すべてを取り仕切った人物です。モデルの斎藤先生という方がいるんですけど、僕が演じた坂上とは全く違います。関係者の方が見て「本当にこんな感じだったらまずいんじゃないの(笑)」と言っていたみたいです。今回はスタッフと俳優陣の意気込みがすごくて完コピを楽しみながらやっていました!美術スタッフがとにかくすごくて壁の汚れも再現されています(笑)ロケ先で監督が「今まで自分が撮ってきた映画が受賞やノミネートされてもピンとこなかったのですが、今回は評価をされたいと思っているんです」という話をして下さって、監督のこの作品への意気込みを感じました。“はやぶさ”ファンはもちろん、“はやぶさ”や“宇宙”を全く知らない人でも感動できる作品です。