2011年1月からTBS/MBS系列全国系列局にて放送され話題となった、連続ドラマ「カルテット」。

「新宿鮫」シリーズなどで知られる直木賞作家・大沢在昌の最新作「Quartet カルテット」(角川書店刊)を原作に、福田沙紀・松下優也のダブル主演で描くストリート系クライムアクションです。

この度、本作「カルテット」が再編集され、劇場版になり、6月22日(水)のDVD発売に先駆けて、3日間だけ、新宿バルト9、梅田ブルク7、T・ジョイ博多の3劇場で特別上映を実施することになりました。

そして、本日、東京・新宿のバルト9で、主演の松下優也を迎えて、舞台挨拶を実施!ファンの皆さんから喝采を浴び、そして誰よりも早く劇場版「カルテット」を皆さんにご鑑賞いただきました。

【劇場版「カルテット」特別上映舞台挨拶】
■日時:6月10日(金)
■場所:新宿バルト9 (東京都新宿区新宿3丁目1-26)
http://wald9.com/access/
■登壇者:松下優也、西海謙一郎監督
■観客:250名(満席)

【舞台挨拶】

<一言ご挨拶>

●西海謙一郎監督:
今日は隣の劇場でAKB48の映画を上映していますが、この「カルテット」にお越しいただいて、
ありがとうございました(会場笑)!

●松下優也さん:
今日は劇場に来てくれてありがとうございました! よろしくお願いいたします。

<質疑応答>
●MC:
西海監督、連続ドラマを劇場版に再編集されたわけですが、これはディレクターズカット版と
考えて宜しいですか?

●西海謙一郎監督:
そうですね。ただ、テレビで放映されたものが3時間ですが、今回は2時間半に絞って
作っているので、スピーディーですし、テレビでは放送できないような、
少しえぐいシーンもあるので、その辺も是非ご覧下さい。

●MC:
作品中では迫力あるアクションシーンが大きな見所ですが、
事前に何か準備されたんですか?

●松下優也さん:
アクションシーンは、アクション監督の方と事前に2回くらい練習しました。
基本的には現場で、その場に応じてやっていたので、そんなにたくさん
練習しまくった感じではなかったです。

あとは、「相手に当てちゃいけない」と思ってやっていると、
どうしても消極的になってしまうので、そこは割り切って、
思い切りやっていました。

●西海謙一郎監督:
松下くんは覚えがとても早いんですよ。だいたい、テスト1回、
本番1回で済んでしまうんですよね。初めて彼のコンサートを見た時は、
「凄い才能と出会ったなぁ」と思いました。

●MC:
あの日本でありながら外国のような街、ミドリ町ですが、あれはどちらで
撮影されたんですか?

●松下優也さん:
撮影場所は台湾の台北です。1月に3週間くらいかけて撮影しました。
僕はアジアの他の国に行くのは初めてだったのですが、暑いだろうなと
思っていたら、8度くらいで意外と寒くて驚きましたね。

●監督:
台湾に行って撮影を始めてみたら、ずっと雨が続いていたんですが、
それが映像としてはいい効果が出たので良かったです。

●MC:
次に松下さんと一緒に作品を作るなら、どんな作品を撮ってみたいですか?

●西海監督:
松下くんは、アクションも歌もできるので、「男たちの晩歌」と
「サタデー・ナイト・フィーバー」を合わせたような映画を撮ってみたいですね。

●MC:
今回共演した福田沙紀さん、上川隆也さん、夏菜さんの印象をお聞かせください。

●松下優也さん:
僕自身が人見知りだし、同世代の女の子どう接したらいいのか
分からないところがあるので、福田さんとも最初は全然話せなかったんですが、
福田さんも若干人見知りするところがあるのか、お互いに怖いように感じて、
なかなか話せませんでした。

でも、海外に行って一緒の時間を過ごしていくうちにだんだんと打ち解けて
話せるようになっていきいました。

それと、上川さんはとても紳士的で、まさに理想の男性像ですね。
あと、夏菜さんは向こうから積極的に話しかけてくれていたので、
すごく接しやすかったです。海外ロケがあったからこそ、
本当にみんなであそこまで仲良くなれたんだと思います。

●MC:
今回のタケル役ですが、ご自身とは全然違う役ですか?共通点などありましたか?

●松下優也さん:
タケルほどやんちゃではないですが、僕自身、割とタケルに似てるところが
ある気がします。周囲からは、爽やかに見られることが多いんですが(笑)。

●MC:
本作品のタイトル「カルテット」は日本語に訳すと4重奏という意味がありますが、
松下さん、福田沙紀さん、上川隆也さん、夏菜さんとの4重奏はいかがでしたか?
皆さんの印象も合わせて教えて頂けますか?

●西海謙一郎監督:
みんな本当に熱いんですよね。上川さんなんて、初めてお会いして
衣装合わせをした時に、「あれ?今日目の色が違いませんか?」って聞いたら、
上川さん、役に合わせた自前のカラーコンタクトを持ってきてくれてたんですよ。
それくらい熱かったです。

それと夏菜さんは、役的にも女を武器にしているような役なので、その辺も
躊躇なくやってくれましたし、福田さんは本当に今までと180度変わったような
役でしたよね。刺青まで入れてましたし、カエルを食べる食事のシーンも、
迷わずにムシャムシャ食べてくれました。

<最後に一言>

●西海謙一郎監督:
僕も松下くんも魂を込めて作ったので、是非皆さん楽しんでいってください。

●松下優也さん:
皆さん、テレビでも見てくれてたと思いますが、放送していない部分も
あると思いますし、より映画館の方が迫力もあって、楽しんで見ていただけると
思うので、ポップコーンでも食べながら楽しんでいただけたらと思います。