レオナルド・ディカプリオ製作。大人になった赤ずきんの、大人だけに見ることが許された、大人のためのおとぎ話、映画『赤ずきん』が、いよいよ6月10日(金)に公開となります。
この度公開に先駆けまして、「現代版“大人になった赤ずきん”をプロデュース!」イベントを開催いたしました。当日は、“大人になった赤ずきん”をイメージして赤を基調にしたコーディネートに身を包んだ女子100人の“赤ずきん候補”が集合しました!現代版“大人になった赤ずきん”プロデューサーとして、高校生のころから『ZIPPER』『SEVENTEEN』『ViVi』などの雑誌でモデルとして活躍し、今やファッションブランドのプロデュースからDJと幅広く活躍、カリスマ的人気をもつおしゃれプロデューサーの月本えりさん、そして新宿2丁目のゲイバーでママをしつつ、最近TVでも大活躍、今注目の女装パフォーマー:ブルボンヌさんが登壇。100人の赤ずきん候補を厳しくチェックし、「大人になった赤ずきんグランプリ」を選びプロデュースしました。その他、月本さんによる「永遠に愛され続ける「赤ずきん」の謎=“赤”が持つ魅力」のお話や、本作で危険な2つの恋に心揺れる“赤ずきん”を、男女両方の気持ちからブルボンヌさんが大胆に分析!

月本:実は赤い服ってあまり持っていなかったんですけど、会場のみなさんは赤いコーディネートですごいですね。「赤ずきん」というと「狼」のイメージがあったのでアニマル柄と、簡単に取り入れられる赤いリップで大人の赤ずきんをイメージしてみました。

ブルボンヌ:映画自体、村人の中に本当は狼がいるかもしれないというお話だったけど今日は私、女の子の中に一人だけ女子じゃない子が混じっている感じですけどよろしくね。

月本:映画はずっとドキドキ緊張していました。狼はいったいだれなんだろう?とずっと推理しながらみていたのですが、全く最後まで分かりませんでした!映画のビジュアルからはイメージが違ってすごくシリアスで面白かったです!

ブルボンヌ:私も最後まで分からなかったわ。女性監督だから女の子がうっとりする絵をとってくれてるわよね。

月本:ヘアスタイルもかわいいし、Tシャツにとかワンピースにコルセットを合わせたりするのもファッションのお手本になると思います!
 
ブルボンヌ:私も人が狼になるくらい男から女に変身したわ。赤色は巣鴨のおばあちゃんも赤いパンツをはいて流行ったくらい心理作用的に興奮とか覚醒作用があるみたいね。

月本:赤色の服は意外に持っていないけど、ポイント使いで赤を入れるのは良いですよね。

ブルボンヌ:赤を使って誘う女だね。今日は私全身赤だけど、あなたたち(女性観客)を食べたりはしないからね。映画の設定はおぼっちゃまの婚約者と、野性的な幼馴染の間で女の恋心が揺れる、っていう超王道な設定よね。

月本:でもそういうシチュエーションって良くありますよね?自分が本当に好きな人とは別に、違う人に好意を寄せられて…しかもその人はやさしい、みたいな。愛して追いかけるのが良いのか、追いかけられる方が良いのか。私は追いかける方が良いんですけどそれだと不幸なんですよね。

ブルボンヌ:私は追いかけて断られてチクショーっていうまでが芸風だから、逆に追いかけられたら怖いわよね。この人変態?って思っちゃう。

MC:グリム童話の「赤ずきん」も、実は女の子が1人でふらふらしていると男の人に声をかけられて食べられちゃうんだよ、という教訓が込められているんですよね。男性はやっぱり狼ですか?

ブルボンヌ:それ、私の半分男の部分に聞いてるの?愛情とは別でその場限りの衝動でいっちゃうときはそりゃあるわよ。男は。男は狼よ!

◆衝撃のラストについて

ブルボンヌ:ババアが散々怪しかったけどね!グリム童話ではもともと狼がおばあさんになりすましてたじゃない?おばあさんだから安全だと思わせといて危険が潜んでいるという話だったわね。だから今回もおばあさんがすごく怪しかった。私も2丁目の暗闇で女と思わせておいて近づいたら実はちょっとヒゲが生えてるってこともあるわよ。

最後に、会場に集まった100人の赤いコーディネートに身を包んだ女子の中から現代版大人になった赤ずきんグランプリ他2賞を選んだ。ブルボンヌさんは「男の子=狼が食べちゃいたくなりそうなコーディネート」を選び、プロフェッショナルビューティーチームは「普段のコーディネートに自分なりの赤いポイント使いがうまかったコーディネート」を、そしておしゃれプロデューサーの月本えりさんは「大人になった赤ずきん」を見事に表現した女性をグランプリに選んだ。グランプリに選ばれた女性は、プロフェッショナルビューティーチームにより「現代版大人になった赤ずきん」としてプロデュースされる。

ブルボンヌさんは最後、「あなたたちみんなが大人になった赤ずきんなのよ」と会場の女子全員に声をかけた。