大相撲の八百長を経済学的に証明した映画『ヤバい経済学』(現在公開中)に出演している武田?政と元・力士の板井圭介が大相撲の表と裏を語り尽くしました!大相撲を知り尽くした二人ならではのTVでは言えない、あんなことやこんなことも飛び出し、劇場も大賑わい!

■6月4日(土)13:30〜の回上映後
—- まずはお二人で技量審査場所をご覧になったと聞きましたが、いかがでしたか?
武田:私は板井さんのような八百長のプロではありませんが(笑)前半見た限りではガチンコ、真剣勝負が多かったと思います。
板井:千秋楽しか行ってないんですけど、僕の目から見て二番くらい八百長かなっていうのがあったかな・・・僕がわかるってことは相撲協会の全員がわかるってことですよ。昔から当たり前のことのようにやっていたんです。それがメールでばれてしまったというだけで。クビになった人もいますが、それ以外の人もやってます。

—- お二人はこの映画にご出演されていますが、いかがでしたか?
板井:たまたま、取材されたんですけど、まさか日本で上映するとは思いませんでした(笑)だから何言ってもいいやって。本当のことしゃべりました。
武田:語ったことはほぼそのままです。最初はお寿司屋さんで撮影だったんです。そしたら、隣で工事の音がうるさくて。まぁ、ご飯でもって出されたのがコンビニのサンドイッチ。寿司食べたかったです(笑)で、また別の場所で撮影したんですけど、スタッフの方達は本当に熱心でした。僕が取材始めたのが1998年なんですけど、その時から変わってないですね。基本的に事前に談合してお金を決め、勝負をするという構造は。携帯電話が出てきたりとか、文明は変わりましたけど。その辺板井さんは詳しいでしょう?
板井:○○も僕と八百長やりましたよ。僕だって八百長なんかないって言いたいですよ。本当は。
武田:最近も取材受けるんですけど「八百長はもうこれでなくなったんですよね?」って落とし込もうとするんですよね。全体が八百長構造みたいになっていて、これ以上追求しようっていうメディアはもうないですよね。今回はトカゲの尻尾きりみたいにしちゃってますから、親方と力士の溝ができてしまってます。どこかで爆発してしまうんじゃないかって心配してます。本音を言えば、相撲協会は僕のことを訴えて欲しいんです。けど、そうしたらやぶへびになってしまう。生き証人がいるわけですから。
板井:みんなで謝っちゃえば怖くないのに、なんで謝らないのかな。
武田:板井さんは何度も何度も八百長やってるわけですけど、いくらくらいでやったんですか?
板井:70万円(笑)全盛期の頃は8割くらい八百長でしたよ。俺だって相撲協会入ってびっくりしたもん。先輩に「バカ。八百長に決まってるだろ」って言われましたからね。顔で合図してましたよ。オッケー、ハーイって。八百長やるやつとやらない奴とで完全に分かれてた。一回やると仲間でした。
武田:ま、そんな時代もありまして(笑)その後やってきたのが若貴時代。彼らが八百長やらなかったもんですから、そっから時代がどんどん変わっていった。でもまぁ、元を探ると親方協会が悪いんですよ。
板井:今回のことで八百長がなくなってきて、ここから本当に相撲が面白くなってくと思います。
武田:ガチの相撲はマジで面白いです!

—- ガチンコトーク、ありがとうございました!