映画『ライフ —いのちをつなぐ物語—』の案内人に、松本幸四郎&松たか子 親子が決定!
親子共演で、映画ナレーションに初挑戦!! 日本版ナレーション公開収録&記者発表

日程:5月28日(土) ●会場:東京都渋谷区 ミディアルタ富ヶ谷スタジオ
出席者:松本幸四郎(68)、松たか子(33)

降りしきる雨の中集まって下さったマスコミの皆さまへのねぎらいの言葉からアフレコ収録がスタート。松本さん、松さんのさすが親子ともいうべき息のあったナレーションが展開されました。その後はお一人ずつのシーンを感情こめてナレーションしていただきました。その後の会見でも親子ならではの掛け合いが飛び出し温かい会見になりました。

<登壇者コメント>
松本幸四郎:映画のナレーションも初めてですし、こういう(娘との共演)も初めてですが、私の声を通してこの感動を伝えられればと思います。この映画は“いのちをつなぐ物語”という副題ですが私は歌舞伎役者として名前を引き継いできました。私の父が“襲名”の“名”は名前ではなく命だと言ったのをこの映画で思いだしました。そして、この前の震災で私自身に何か出来ることはないかと思ってきました。動物たちの闘う姿を描いた本作を、もし9月にもう少し日本が落ち着いた状況になっていたら見ていただけたらと思います。あと、たか子が「お父さんやりましょうよ」と言ってくれたのも大きかったです。ナレーションに関してはライバルですから、少しでも父の方がいいと思ってもらいたいです(笑)この映画を見て父親の後ろ姿ってやっぱり哀しいと思いました(笑)(「自分の後ろ姿は分からないでしょ(笑)」という松さんのつっこみに)だいたい分かるよ…(笑)松本家を動物に例えるのは難しいですね。みんな役者だから豹変するんですよ。パンダがチーターになったり…この作品を見て心と体の中にあるエネルギーをもっと信じたいと思いました。服を着ていなくても自然の厳しさの中で家族を守るゴリラの姿に感心しました。

松たか子:私はBBCのドキュメンタリーが元々大好きだったので引き受けました(笑)しかも父とメッセージを分けあうというのは私たちにしかできないと思いぜひやりたいと思いました。こういうドキュメンタリーを見ると人間も生き物の1つだと感じて謙虚な気持ちになります。余計な欲を持たずにシンプルに生きたいと思うんです。中でもコモドオオトカゲが獲物をとるシーンが好きです!自分の能力を最大限に活かして生きていく姿は残酷だけどハッとさせられます。私は動物に例えるとナマケモノだと思います(笑)自然の厳しさ・忍耐力・可愛い親子・美しい恋人たち陸・海・空を旅するような気分を味わえる作品です。(「ナマケモノだってナマケモノなりに必死に生きているんだよ」という松本さんらの突っ込み)父は最前列に立つライオンでいようとしているんだとうなと思います。私の新しいライフはまだ宙に浮いています(笑)(「父には刺激が強すぎる質問だな…」と松本さん)