100人のプレスが集まる中、“はやぶさ”の実寸大模型がある宇宙科学研究所1階ロビーにてフォトセッションがスタート。編集後間もない本編のフッテージ映像を上映後、研究者の衣装を着た竹内さんと西田さんが登場すると報道陣から大歓声があがりました。普段は来ることがないJAXAの印象やいつもとは違う役作りの話などで会見は盛り上がりました!

■日程:5月23日(月)
●会場:JAXA相模原キャンパス(宇宙科学研究所)会議室
■登壇者:竹内結子(31)、西田敏行(63)、堤幸彦監督(55)、
國中均(JAXA宇宙科学研究所教授/イオンエンジン開発担当責任者・カプセル回収安全責任者)、
ジェシー・リー(20世紀フォックス映画 日本代表)、
井上潔(アグン・インク 代表取締役/プロデューサー)

<登壇者コメント>
竹内結子:この通行証(劇中で使う)を持って毎日ワクワクしながらJAXAに通勤しています。堤監督には今回の役を演じるにあたって「現場では周りから気づかれないくらい、存在を消してください」と言われました。私は普段から人に道を聞かれたりするのでその辺は大丈夫かなと思いました(笑)また、宇宙のことはわからないので、はやぶさのドキュメンタリーを見たり、川口先生(はやぶさのプロジェクトマネージャー)の講演を聞きに行ったりもしました。今回の役は(見た目が地味なので)…準備に時間がかからないですね!普段はキャストの中で一番に現場に入るんですけど、今回は男性陣とほぼ同じ時間に入っています。私だけ髭剃りがないくらいですかね(笑)。(堤監督から「すみません!」の一言)あ、クレームじゃないですよ!JAXAの近所に美味しいラーメン屋を見つけました!あと、施設の中にある購買部ではなんとも宇宙っぽい、スペーシ—な食べ物も見つけました!!

西田敏行:こんなにプレスの方が多い会見は初めてです。日本人のメンタルにグッとくる、忠臣蔵に並ぶような物語になるのではないかと思っています。2003年にはやぶさが打ち上がって、イオンエンジンで太陽の倍の距離もあるイトカワへスウィングバイをして飛んでいく…って、今ではこんな言葉が平気で使えるようになっております(笑)。私が演じる的川先生(役名/的場泰弘)は温厚で人としてのキャパが大きくて、私以外他の役者さんは思いつかない役です!ちょっとだけ先生の方が頭脳明晰ですが(笑)。マネージャーが先日ここで今まで見たことのない鳥を見つけたって言ってました(笑)(長門さんの訃報に関して)津川さんから「兄貴が逝った」というメールだけ最初に来ました。長門さんとは「池中玄太」のドラマで共演させて頂いて、もうお互いアドリブ合戦をしていたことを思い出します。俳優、西田敏行としてはこの事態をまだ受け止められずにいる、そんな状況です。

堤幸彦監督:実際にプロジェクトに携わった教授や研究者の方に一つ一つご教授して頂きながら、映画を作っています。はやぶさはとても面白い人たちが集まってできたプロジェクトだったんです!だから完コピを目指してます(笑)具体的にはジーパンにシャツを入れてベルトをキュッと締めるとか…私自身も宇宙は大好きな分野で、ようやく仕事と趣味が重なった感じがしています。映像に関しては、イトカワ(小惑星)はさすがにちょっと遠いので、CGで作っていますが、かなり完璧なものが出来上がるのではないかと。太陽の2倍もある地球との距離感も含めて、細かく再現しているので、映像にはご期待ください。