家族全員でカンヌ入りのアンジェリーナ・ジョリー『カンフー・パンダ2』記者会見 in カンヌ レポート
『シュレック』シリーズのドリームワークス アニメーションが贈る最新作『カンフー・パンダ2』(8月19日(金):日本公開)。2008年に全世界で公開され世界的大ヒットを記録した映画『カンフー・パンダ』の続編として、この夏、あの食いしん坊のパンダのポーが“超高速3D”にパワーアップしで帰ってきます。
この度、全米公開を前に本作『カンフー・パンダ2』の声優を務めるジャック・ブラック(ポー役)、アンジェリーナ・ジョリー(マスター・タイガ—役)、ダスティン・ホフマン(シーフー老師役)らが登壇し記者会見が行われました。中でも、やはり話題が集まったのは前作『カンフー・パンダ』で3年前にカンヌで会見を行っていたとき双子を妊娠中だったアンジー。家族全員でフランスにいると語るアンジーは「子供の健康が何よりも大事。自分が愛する人たちが安全で健康だとわかっていることが、最高の幸せだと思う。だから私たちはとてもハッピーなの。子供たちは今もホテルで走り回ったりゲームをして、めちゃくちゃにしているわ(笑)。」と優しく語った。
現地時間5月12日(木)11:00から開催された記者会見では、
ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、ダスティン・ホフマンら
達豪華俳優陣が揃いました。
JB=ジャック・ブラック、AJ=アンジェリーナ・ジョリー、DH=ダスティン・ホフマン
◆前作に引き続き、キャラクターを演じた感想
JB「履き心地の良い靴をまた履くみたいな気分だったね。
エキサイティングだったよ」
AJ「2回目のほうがもっと楽しかった気がするわ。
マスター・タイガーは私が今までに演じた中でも最高のキャラクターのひとつよ。
彼女を演じるのは大好き。」
DH「僕の年になるとすぐ忘れちゃうものでね。
今回、まるで初めて演じる気がしたよ(一同笑)。」
◆本作で描かれる実の親子でない親子の関係について
AJ「今回のテーマは家族。家族こそ愛がある場所。
私はこの映画をぜひ子供たちに見せたかったし、
子供たちはこれをすごく気に入ったわ。見ている間、
子供たちは笑いっぱなしだったわ。見終わった後、
そのことについて私に何か質問をしてくるかしらと思っていたけれど、
わが家では養子縁組とか、生みの親とか、孤児とか、それらの言葉は明るい響きをもつ言葉なの。私の子供たちはそれらの事柄について話すことに慣れている。自分たちはポーみたいなんだとわかって、より誇りをもつようになったと思うわ。それはとても素敵なことよ。」
◆子供の頃に好きだったアニメは?
JB「『アラジン』かな。僕はディズニーの古典アニメが好だね。
高校時代は良く絵を書いてアニメにしていたんだ。
もしも俳優になっていなかったらアニメーターになっていたかもしれない。
このコメントを記事にしてね。(一同笑。)」
AJ「私はちょうど子供たちに古い『ピーターパン』を見せたところよ。
『ダンボ』もいいわよね。」
DH「ここに年寄りはいるかな?(一同笑。)僕が初めて見た映画は『バンビ』だった。
興味深いことに、『バンビ』や『ピノキオ』はかなりバイオレントなんだよ。
『バンビ』では大火事が起こっていたからね。」
AJ「今はアニメの黄金時代だと思うわ。とくにこの作品に関わらせてもらっている私たちは、
すごくラッキー。私は感情面でこの映画にとても共感したし、
(ビジュアル的にも)とても美しいと思う。それにしっかりしたメッセージもある。
子供たちを笑わせて、アクションに興奮させて、3Dのビジュアルが美しくて、
でもその下には重要な人生の教訓が含まれている。親にとって、
それこそまさに子供に与えてあげたいものなのよ。」
◆オスカーも受賞し素晴らしいキャリアを築いた今、そのキャラクターで人々の記憶に残るのは複雑な心境では?
DH「長く、すばらしいキャリアの最後にふさわしいと僕は思うよ(一同笑。)」
JB「オスカーを取った後で、だって?(一同笑)」
AJ「これは子供たちが愛する映画。世界を旅した時に、小さな子供が私に寄ってきて、
タイトルを出してくれる映画。それ以上に素敵なことはないわ。」