竹野内豊、水川あさみ登壇! 映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』初日舞台挨拶
日時:5月14日(土)
場所:新宿バルト9
登壇者:竹野内豊、水川あさみ、本田隆一監督
MC:伊藤さとり
5月14日(土)、新宿バルト9にて、映画『大木家のたのしい旅行 新婚地獄編』の初日舞台挨拶が催された。竹野内豊、水川あさみ、本田隆一監督が登壇した。共演した水川あさみは竹野内豊に「実際の竹野内さんは(竹野内豊が今回演じた)信と似ている」と、それに対し竹野内豊は「それは既に役作りをしていたからです」と反論し、笑いを誘う。二人の舞台のやりとりは、本作で見られる二人のテンポ感がそのまま伝わってくるように感じられた。竹野内豊は本作の見所を「この映画は“地獄”という場所が、罪を犯して悪いことをした人を罰する恐ろしい場所としてではなく、置き忘れた大切なものを再確認する前向きな場所として描かれている」とし場を占めた。
リアルで不思議な空間を独特のギャグセンスで描く鬼才・前田司郎。弱冠32歳にして演劇界の芥川賞とも言われる岸田國士戯曲賞を受賞。三谷幸喜や宮藤官九郎に続く“新しい才能”として注目される一方、発表する小説が野間文芸新人賞、三島由紀夫賞、芥川賞候補と次々に脚光を浴び、初めて本格的にTVドラマのために書き下ろした脚本「お買い物」(NHK)でも見事ギャラクシー賞を獲得。『大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇』(幻冬舎文庫 刊)はそんな彼の小説の初の映画化作品であり、脚本も前田司郎自らが手がけた。
主演は日本を代表する人気俳優、竹野内豊。『あの空をおぼえてる』(08)、『さまよう刃』(09)、『太平洋の奇跡—フォックスと呼ばれた男—』(11)など、硬派な作品への出演が続いてきたクールな二枚目俳優が、今回は初のコメディ映画に挑戦。何気ない会話やシチュエーションにさりげなく笑いを織り込む“前田司郎ワールド”で、愛すべきキャラクターを表情豊かに演じ、新境地を開いている。
竹野内豊が演じる大木信義の新婚の妻役には、コミカルからシリアスまで演じ分ける若手実力派女優、水川あさみ。“地獄”に新婚旅行に出かける奇想天外なストーリーをナチュラルに演じ、コメディあンヌぶりを発揮している。
脇を固めるのは、樹木希林、片桐はいり、荒川良々、でんでん、南海キャンディーズの山里亮太、橋本愛、そして榎本明といった個性豊かな豪華俳優陣。存在感たっぷりの多彩なキャストの競演が、一風変わった“地獄”をさらに風変わりな魅力で彩り、かたときも目が離せない異色のエンタテイメント・ロードムービーに仕上がっている。
新婚なのに倦怠期。ひょんなことから“地獄”に新婚旅行に出かけることになったカップルは、奇妙な人々との出会いや経験を通じて、“地獄”の先に何を見つけるのか。そして、失いかけた愛と笑顔は取り戻せるのか。『大木家のたのしい旅行 新婚地獄編』は、笑って、旅して、最後はほっこりした幸せに包まれる、ハートフルなヒューマンコメディである。
「大木家のたのしい旅行 新婚地獄編」
大ヒット上映中
配給:ギャガ
(C)2010「大木家のたのしい旅行 新婚地獄編」製作委員会
(Report:千葉一生)