谷村美月、世直し怪盗アクション映画に主演!『怪盗マイス(仮)』製作発表記者会見
本日5月12日(木)、広島ホームテレビにて、ティ・ジョイ配給・秋公開の新作映画『怪盗マイス(仮)』の製作発表記者会見が行われた。本作は、広島ホームテレビが「西部警察」以来、30年ぶりとなる製作協力作品である。オール広島ロケを敢行し、広島の観光名所10箇所以上での撮影を予定している。主演は、デビュー以来出演した映画はすでに30作以上、『おにいちゃんのハナビ』や『阪急電車〜片道15分の奇跡〜』が公開中の若手演技派女優・谷村美月がなんとアクションに初挑戦する。メガホンを取るのは、『仮面ライダー』シリーズなど特撮映画を数多く手掛ける田崎竜太監督。そして、かつて『少林サッカー』『マッハ!!』などを買い付け、ジャパニーズリアルアクション映画の先駆者、西冬彦がプロデューサー兼アクション監督を務める。
『怪盗マイス(仮)』は、谷村扮する正義の怪盗「怪盗マイス」が広島を舞台に活躍する痛快エンタテインメントだ。谷村の相方には、本格アクションにこだわり続ける西が600人の中から選びぬいた美少女空手家、長野じゅりあが大抜擢され、映画初出演となる。本日は残念ながら会場には来ていなかったが、長野のお披露目も楽しみだ。
明日から撮影ということで、田崎竜太監督、主演の谷村美月、プロデューサー兼アクション監督の西冬彦、そしてエグゼクティブプロデューサーである広島ホームテレビ常務取締役の戸崎和良が登壇し、撮影に向けての意気込みを語った。戸崎は、「30年ぶりとなる今回の製作、広島から世界へ発信するべく、あらゆることをやっていきたいと思います」とやる気に満ち溢れたコメントを出した。配給はティ・ジョイという全国に劇場を持つ大手シネコンチェーンで、広島に2館の劇場を持つ東映のグループ会社であるが、プロデューサーの西は、「広島は「西部警察」や『仁義なき戦い』なども大ヒットを記録した過去がある。この広島という地から、直接世界へ発信する映画が作りたい、と広島ホームテレビに話を持ちかけたのがそもそもの企画立案のきっかけ」だという。奇しくも先日なくなった岡田茂東映名誉会長の出身地も東広島ということで、監督の田崎は、「岡田茂会長とはお会いしたことはないんですが、『仁義なき戦い』こそやくざ映画隆盛の中にあった異端の作品だった。それまでは高倉健さんなどのケレンミある作品が多かった。『仁義なき〜』はドキュメンタリータッチで撮った。その異端な部分を楽しまれる懐の広さを持った方だとお伺いしてます。異端の中にこそヒットの芽があると思っています。是非この映画も会長に見てほしかった」と岡田会長の悲報を悲しんだ。最後に、アクション初挑戦となる谷村は「一生懸命ひたすらがんばります!!」と明日からの撮影へ気合十分といった様子だ。しかし、キュートな谷村の対戦相手の内の一人が190センチ体重100キロのイギリス人空手チャンピオンであることを吐露した西だったが、自身も前作で頭を蹴られCTスキャンをしたことがあるという。谷村のアクションにも注目が集まる。
オール広島ロケ、ということで、原爆ドーム前、広島市現代美術館、広島城、広島焼き屋での撮影や、路面電車内のバトルシーンの撮影もあるという。谷村と長野の二人は怪盗マイスとしての衣裳もあるらしく、今からその衣装の解禁も待ち遠しい。ストーリーの詳細はまだ明かされてはいないが、秋の公開が今から楽しみだ。
映画『怪盗マイス(仮)』は今秋、広島バルト11、Tジョイ東広島ほか広島先行ロードショー
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