本日4/29(祝・金)に公開初日を迎えた日本初の長編3Dアニメーション映画「豆富小僧」が、豪華な声優陣を迎えて初日舞台挨拶が行われました。
すでに世界各国より上映のオファーが殺到している本作。深田さんの挨拶中に“豆富小僧”が舞台を降りようとしてしまうハプニング(?)もありながら、会場は笑いが絶えず、映画『豆富小僧』の世界そのままの心温まる舞台挨拶になりました。劇場には映画を通して日本中に元気を届けようと、キャストや観客の方々が書いた花びらのメッセージボードも展示されており、このメッセージボードが被災地の劇場にも届けられることも発表されました。

【日時】 4月29日(祝・金) 
【場所】 丸の内ピカデリー3(千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン新館5F)
【登壇ゲスト】 深田恭子さん(豆富小僧)、武田鉄矢さん(達磨)、小池徹平さん(袖引き小僧)、
宮迫博之さん(芝居者狸)、平野綾さん(室田アイ)、はるな愛さん(702番狸)、
河原真明監督、杉井ギサブロー総監督

深田さん : 皆さん、本日は『豆富小僧』の初日にお越しくださいまして、本当にありがとうございます。
私はこの『豆富小僧』が大好きなので、この日を楽しみにしていました。全く音のない世界から、豆富小僧のイメージを掴んでいく作業は大変で、声の仕事はとても難しいなと感じました。この映画を観て、皆さんが癒されてくれたら幸いです。

武田さん : 本当に豆富小僧は愛すべきキャラクターで、こういう妖怪が沢山いる日本という国は、もっともっといい国にな
るような気がします。是非、豆富小僧を応援して、こういう物語が日本の風土の中からまたどんどん生まれることを祈っております。どこにだしても恥ずかしくない妖怪で、輸出したいくらいですね。

小池さん : 声優の仕事はあまり経験が無く緊張しました。袖引小僧は見た目は可愛いけど、性格がひねくれているんです。でもそこが人間的な部分をもっているようでとても可愛かったし、自由に楽しく演じさせていただきました。

平野さん : 私は原作を先に読んでいて、京極先生の作品の大ファンでした。妖怪と聞くとおどろおどろしい気がしますが、この作品の妖怪は本当に可愛い妖怪達ばかりです。実際にこういう妖怪達が身近にいれば楽しいだろうなと思いました。
        
宮迫さん : 声の仕事は良くいただきますが、大体悪の親玉役でして、今回も悪役だったのでこれと言った役作りはせず、ありのままの自分の中身を出そうと思いました。そうしたら、さっき深田さんに(キャラクターに)似てますよねと、喜んでいいのか分からないことを言われまして、悲しい気分になりました(笑) 素敵でピュアな作品で、今の日本に絶対に必要な作品だと思っています。

はるなさん: 男か女か分からずに、一応声づくりをしたのですが、監督にそのままでいいよって言われまして、凄く楽しくやらせていただきました。本当に素晴らしい映画なので、沢山の人に観てもらいたいです。

河原監督: 素直に嬉しい、今日まで豆富小僧中心の生活を送ってきましたが、この日を迎えられてとても嬉しいです。

杉井総監督 : 皆さんの声でキャラクターに生き生きと個性を吹き込んでもらいました。ありがとうございます。映画を観て 
頂いた方には、豆富小僧の話をお子さん達としていただけると嬉しいです。

ここで、最後に一言、と深田さんが話しだした途端、登壇していた豆富小僧が舞台を降りてしまうというちょっとしたハプニングが。やっぱりちょっとできそこないの妖怪なんだね、という宮迫さんからのツッコミに、会場は爆笑となりました。

(最後に)
深田さん : 豆富ちゃんは、今自分にできることは何なのか、自分にしか出来ないことは何なのかを一生懸命考えながら勇気ある行動に出ます。皆さんもこの作品を観て何か一歩を踏み出すきっかけにしていただけたらと思います。
この作品を観た感想をたくさんの人に伝えてください。今日はどうもありがとうございました。