主演 妻夫木聡×松山ケンイチ『マイ・バック・ページ』完成披露舞台挨拶開催
NHK大河ドラマ「天地人」で国民的俳優となり、最新作『悪人』で各賞を受賞している妻夫木 聡。『GANTZ』『ノルウェイの森』など様々な作品で多彩な魅力を披露、2012年の大河ドラマ「平清盛」主演も決定している松山ケンイチ。日本を代表する二大スターと、05年『リンダ リンダ リンダ』で大ヒットを記録、今最も注目を集める若き奇才、山下敦弘監督。日本映画界を代表する屈指の若き才能たちが、実在した事件を基に作り上げた衝撃と感動のドラマ、『マイ・バック・ページ』(5/28公開)の完成を記念して、完成披露試写会にて舞台挨拶が開催されました。
妻夫木 聡×松山ケンイチの豪華2ショットに山下監督、さらに主題歌「My Back Pages」を歌う真心ブラザーズ+奥田民生がスペシャルゲストとして登壇。「せっかく映画に入り込んでいたのに最後で『歌が俺か、』とブルーになりました。」と語り会場を大きく盛り上げました。
■日時: 4月13日(水) 18時30分 舞台挨拶開始
■場所:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7 日経ビル3階)
■登壇ゲスト:妻夫木 聡、松山ケンイチ、山下敦弘監督、真心ブラザーズ+奥田民生
妻夫木:この時代を生きていない僕らが、必死で作りました。『悪人』以来芝居への取り組み方、役へのアプローチが変わったのですが、この作品では川本さん(妻夫木聡演じる沢田のモデルとなった人物)の生活していた阿佐ヶ谷へ行って写真をとったり、東大の安田講堂へ触れてみたり“心で感じる”ということを大事にしました。今と、この時代の“まっすぐさ”が違っていると思い、その根底を引っ張り出そうと役へアプローチしました。
(松山ケンイチさんの印象)「9年くらい前に初めて会ったけど、その時は階段の隅で体育座りしているような感じでした(笑)。初めての共演が学生ノリの“ワー!”っていう作品でなく、お互い向きあって芝居ができる作品でよかったです。あと、僕には無い感性があるなぁと思いました。
見えない何かを求め、生きた男達の物語です。今の時代、もっと自分の意志を持って自ら立ち上がることが大切です。観終わった後、最後には絶対何かを感じてもらえると思います。
松山:最初に観たときに興奮しました。今の時代に絶対必要な映画。
『ノルウェイの森』の時代ともろ被りですね(笑)。中身が無い様な、どういう意図をもっているのか?梅山はよく分からない人物。バックグラウンドは描かれてませんが、とにかく言葉に説得力がある。言葉で絡めとっていくような…みんなを巻き込んでいくような…説明が難しいです。一発目の舞台挨拶で緊張しています。
(妻夫木聡さんの印象)“普通”を演じることは本当に難しく、“普通”を演じさせたら妻夫木さんに勝てる人はいません。どんな映画を観ていてもそう思うし、今回も“普通”で、、決して川本さんが普通という訳ではないんですけど、、とにかくスゴイです!(妻夫木さんから「オマエ話がざっくりすぎなんだよ!(笑)」と突っ込まれ)とにかく観てもらえればわかります!
今の時代と40年前は全く違います。とにかく『マイ・バック・ページ』は“力のある映画”。観ていただいた後に胸に残っていく映画だと思います。
奥田:せっかく映画に入り込んでいたのに最後で『歌が俺か、、』とブルーになりました。でもカバーはとても楽しくて、昔のアマチュア時代を思い出すような感じです。
(妻夫木聡)題材が題材なのでエンドロールでこの曲がながれると本当に救われる感じです。
山下監督:生まれる前の話を一生懸命想像して必死に作り上げました。想いが強く尺が長くなってしまいました。この作品は沢田という人間の話。妻夫木君は大変だったと思いますが、妻夫木君を通して観てもらえれば、
最後に何か感じられると思います。
YO-KING:「95年に真心でカバーしてるんで「そのままでいいじゃん」と思ったのですが、3人でレコーディングして、実際に映画を観ると「なるほど!こういう事!」と納得しました。
(妻夫木聡)撮影中は真心さんの『My Back Pages』を聞きながら現場へ行っていたので、今回バーションアップして復活されて本当に嬉しいです。
桜井:この映画に出てくる全員が一生懸命。それぞれの挫折が胸に響きます。