本日、1月29日(土)テアトル新宿にて『冷たい熱帯魚』初日舞台挨拶が行われました。

日時:1月29日(土)12:40〜
場所:テアトル新宿
登壇者:園子温、吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲

●ご挨拶
吹越さん:ご来場いただきありがとうございます。今日の僕の状態は映画の出来には関係ないと思いますが、ものすごく緊張しています。役者を続けていてよかったと思いました。

でんでんさん:よう、みんな!ハッピーかい?極悪人を演じたでんでんです。たくさん来ていただいて本当に嬉しく思っています。何回も観に来てください。

黒沢さん:こんにちは。村田の妻役を演じた黒沢あすかです。劇中では「もっと声出して!!」と叫んでいます。(会場:笑)撮影中は皆さんと充実した時間を過ごせました。一日でも多く上映できればと思いますので、みなさん宜しくお願い致します。

神楽坂さん:今日はありがとうございます。この作品に出会えて、人間として、そして女優としても成長できました。この場に立てて嬉しいです。

梶原さん:今日のことを考えると、昨日はなかなか眠れませんでした。多くの人が『冷たい熱帯魚』中毒にかかって欲しいと思います。

渡辺さん:今日はありがとうございます。いい作品に参加できて嬉しいです。周りの人にも、面白かったと宣伝してください。

園監督:初日にたくさんの方に来ていただけて嬉しいです。今までにも、何度か初日は迎えてきましたが、昨日は緊張してなかなか眠れませんでした。

Q:現場の雰囲気はいかがでしたか?

吹越さん:人間はバランスをとろうとする生き物なので、作品の内容が過激になるほど現場では笑いが絶えませんでした。梶原さんや黒沢さんは、鼻血が出たり、青あざができたりと、本当に体を張ってお芝居しています。

Q:悪役を初めて演じて如何でしたか?

でんでんさん:気持ちよかったです。吹越さんとの殴り合いのシーンでは、本当に血を流したりして大変でしたが。しばらくは八百屋の優しいおじさんでもいいかもしれないですね。(笑)村田を演じているときは、何をしても許されるんじゃないかと思い込んでいました。

Q:女優として集大成となる作品だとおっしゃっているそうですが。

黒沢さん:30代を無駄なく駆け抜けました。育児をしていたということもあり、カメラの前に立つことや監督から指導を受けることに不安を感じましたが、リハーサルでしっかり指導してくださったので、本番では安心して撮影に挑むことができたと思います。

Q:撮影前に厳しい指導を受けたとお聞きしました。

神楽坂さん:地獄でしたね。(笑)泣きましたし。ただ、負けず嫌いなので、追い込まれることで、色々な面を引き出していただいたと思います。

梶原さん:私も泣きました。「このままでは現場につれていけない」と監督に言われてしまって…。でも、今日無事にこの場に立てて嬉しいです。

Q:園監督の作品に出演して如何でしたか?

渡辺さん:とても楽しい現場でした。撮影中も監督は色々アイデアを出していて、頭の中がどうなっているのか見てみたいです。本当に面白い監督だと思います。

Q:出演のきっかけは何ですか?

吹越さん:たまたま喫茶店で園監督にお会いして、その場でお声をかけていただいたのがきっかけです。その時はまさか主役だとは思っていなかったので、脚本を読んだときは驚きましたね。今までとは違う役柄でしたし、園監督とはもう一度一緒にお仕事させていただきたいと思っていたので、やるしかない!と思いました。

園監督:本当にキャスティングの打ち合わせ中にお会いして…。運命を感じました。

Q:でんでんさんは1月23日にお誕生日を迎えたとのことですが。

でんでんさん:今年で61歳になりました。去年の還暦の誕生日は、丁度『冷たい熱帯魚』の撮影中だったので、夜中にケーキでお祝いしていただいて嬉しかったのを覚えています。

Q:初日を迎えてのご感想をお聞かせください。

園監督:他の映画もたくさん上映されている中、『冷たい熱帯魚』を観に来ていただき感謝しています。この作品は当たりくじですよ。ありがとうございました。

上映は立ち見が出るほどの大盛況!!23日に61歳のお誕生日を迎え、怪演ぶりが話題を呼んだでんでんさんのお誕生日をサプライズでお祝いしました。でんでんさんとの夫婦役をセクシーに演じた黒沢さんから大きな花束を贈呈しました。