全世界トータル・セールス3000万枚、グラミー賞4部門受賞歴を誇り、デビュー以来10年以上に渡り世界中を魅了し続けるクリスティーナ・アギレラと、オスカー&グラミーW受賞で映画界、音楽界の頂点を極めたシェールの豪華共演で早くも話題を呼んでいる映画『バーレスク』のプロモーションのため、3年ぶり7回目の来日を果たしたクリスティーナ・アギレラをはじめ、共演者のクリスティン・ベル、カム・ジガンデー、スティーブン・アンティン監督が本日12月6日(月)に記者会見を行った。

*発言はそれぞれ、監督:K、クリスティーナ・アギレラ:A、クリスティン・ベル:B、カム・ジガンデー:Gと表記。

K:みなさん、ありがとう。来日して24時間、とってもエキサイティングな時間を過ごしています。すでに日本が大好きになりました。 またすぐにでも戻ってきたいと思います。

G:非常に来日できたことに興奮しています。すごく日本に来たいと思っていましたのでうれしく思います。今回は特に素晴らしい友人たちとここに来られたので、その意味でも大変うれしいです。

B:みなさん、ありがとうございました。もう言いたいことはすでに言われてしまったのですが、来日できてうれしく思います。全員が楽しんで撮影した作品なのでぜひ作品を楽しんでください。

A:みなさん、本当にありがとうございます。日本の東京が一番好きな街なのでまた来られてうれしいです。以前、3歳から6歳まで日本に住んでいたので、素敵な思い出がたくさんあります。また映画の公開日が私の誕生日なのでそれもすごく興奮しています。

質問:監督へ。ゴージャスな舞台と豪華スターが集まった映画『バーレスク』を作るにいたるまでの、経緯を教えてください。

K:私はもともとバーレスクの世界に魅了されていたので、現代ミュージカルの黄金時代みたいな映画を作ろうと思っていました。バーレスクの世界で働いていた経験を生かし、作品を作ろうとしたのです。そこで、アギレラさんに声をかけて、説得も必要でしたが、承諾得て、参加してもらいました。そしてシェールや、クリスティン・ベル、カム・ジガンデーら素晴らしい才能のある方々も参加してくれたおかげです。

質問:アギレラへ。アリがバーレスクのみんなの前ではじめて歌を披露するシーンは、観ていて鳥肌が立つほど、感動的でした。このシーンの撮影エピソードと、どういう気持ちでのぞんだか、教えてください。

A:このシーンはクリスティン・ベルがマイクのプラグを抜いて、歌を歌い始めるのですが、ここは生で歌わせてもらいたかったんです。このシーンは、この作品のターニングポイントになっているんです。実は実生活でも過去に似たような経験があるんですが、実際に歌ってないんじゃないかと思われていたことがあって、プラグを抜かれて生で歌ったことがありました(笑)。その経験が生きました。

質問:クリスティン・ベルへ。クリスティンさんの変身ぶりにびっくりしました。ヴェロニカ・マーズの印象が強いあなたが、この役をやろうと思った理由は?

B:そうですね、今回は実は少し演じることに躊躇しました。バーレスクダンスというのは私にとってストリップに近いイメージのものだったので。でも作品の世界観を監督から教えてもらい、今回、全然違うことを知ってほっとしました。 道徳的に破たんしているキャラを演じるのは楽しかったですし、そういう場合、今回の彼女の役は、どうしてそうなったのかを掘り下げる作業がありました。通常は割といい子を演じることが多かったですが、今回はいい体験をできたと思います。

質問:カムへ。女性が多く出演する映画でしたが、困ったこと、うれしかったことなどの、ならではの撮影エピソードはありますか?

G:そうですね。今回はクリスティーナ・アギレラさんの裏側というか、彼女の素顔の部分が見れたのはよかったと思います。というのは、普段はゴージャスなクリスティーナ・アギレラというアーティストという感じですが、二人のシーンで、アパートの撮影現場などで、彼女が転んじゃったり、というようなところを見たり、アーティストではない素顔の部分を垣間見られたりといったことがありましたね。
  
質問:私もバーレスクダンスを習っているのですが、どうしたらあんな風にセクシーに踊れるのですか?なかなか私はああいう風にセクシーにはできないんですけど。。。

B:ダンスというのは本当に難しいと思います。今回はプロの素晴らしいダンサーたちが一緒に踊ってくれて助かりましたが、撮影のために数週間踊り続けるダンサーの皆さんは本当に大変な仕事なんだなと思いました。足にけがをしていようが、朝4時からでも何時間でも踊り続けなければならないというのは本当に大変なことだと思います。

A:今日はセクシーだと言って貰えたけど、私たちの足元をみたら決してそうでもないと思います(笑)。撮影中は、毎日11時間も踊り続けて、足はパンパンになるし、アザやマメだらけでした。
 今回、ジュリア、メロディ、アイ−シャ・・・といった、とってもいいプロのダンサーの先生たちに恵まれました。私はシンガーですので、そういったプロのダンサーの方々と並んで、同じように踊らなければならなったので、大変でしたが楽しい経験でした。今度は1アーティストとして。こういったものも取り入れて、今後トライしていきたいと思います。

質問:全員へ。今日はここにはいませんが、シェールとの仕事はいかがでしたか?

K:とにかくスゴいんです。多くのインスピレーションを貰えたし、各シーンのレベルを上げてくれるんです。

A:シェールがここに今日いないのが残念です。 そうしたら、皆を笑わせたりしたでしょう。彼女はすごく優しくて、私を毎朝ハグしてくれましたし、周りのスタッフにも気を使っていました。そしてすごく彼女は、正直なんです。その場の瞬間を演じることなど多くを彼女から学びました。

B:彼女はドラマチックでなく、正直な方でした。そして、ざっくばらんに私たちに接してくれました。今回の撮影環境はすばらしく、シェールとクリシティーナ・アギレラという才能をもったアーティスト二人が豊かな役作りをしているところを拝見させてもらって、とても貴重な体験でした。

G:初めてあったときは衝撃でした。クリスティーナにもおなじような感覚を受けていたのですが、それは彼女には伝えてませんでしたが(笑)。シェールは非常に正直な人でした。そんな彼女としゃべっているときはホントに目の前にいるのはシェールなんだよね?と自分でも思っていました。ともかく貴重な体験でした。 

質問:監督へ。今回、撮影で苦労された点などはありますか?

K:クリスティーナ・アギレラは世紀を代表する歌手だと思っています。これまでこんなにイキイキと現場で芝居が上達していく人を見たことがありません。初めから彼女は芝居ができると信じていましたし、やってくれました。非常に大きなアート感覚をもっている人だと思います、また彼女が完成品をみて満足してくれているのもうれしく思います。  
また、クリスティン・ベルは、非常にまれな女優であると思います。彼女の演じるすべてがリアリティを持っているんです。そして、カム・ジガンデーは、ハンサムですが、深みのある芝居ができ、且つ、コメディの部分も出せる素晴らしい俳優でした。このような素晴らしい俳優たちと一緒でとても良かったと思います。

B:皆を褒めてくれてありがとう、私たちも素晴らしい監督と仕事ができて嬉しかったわ(笑)