映画『最後の忠臣蔵』では、昨日、11/21(日)に、大盛況だったLAプレミア上映に続き、「忠臣蔵」四十七士たちの縁の地である兵庫県赤穂市で赤穂市主催による特別試写会を実施いたしました。

【日時】 11/21(日) 上映18:45〜21:00
【場所】赤穂市文化会館ハーモニーホール大ホール(兵庫県赤穂市中広864番地)

会場となった赤穂市文化会館ハーモニーホールには、撮影時にエキストラとして出演した方々をはじめ、地元、赤穂市の方々が多数、来場。会場は満席(1000席)となり、上映前から興奮に包まれました。また、本編上映前には、赤穂市長である豆田正明氏のご挨拶や、赤穂市出身で本作のプロデューサーである鍋島壽夫さんのご挨拶が行われました。本編上映中は、場内のそこかしこからすすり泣きが聞こえ、エンドロール後には、会場全体から拍手が巻きおこりました。興奮さめらなぬまま行われた上映後の舞台挨拶では、杉田成道監督、桜庭ななみさん、伊武雅刀さんが登壇。最後には、豆田市長から、花束と忠臣蔵にまつわるハッピが出演プレゼントされ、袖を通した一同に、会場は大興奮に包まれました。

【上映前挨拶】
豆田正明氏(赤穂市長)、鍋島プロデューサー

(豆田市長):きたる12月14日の義士祭に向けて、このような形で試写会を行うことができ、たいへんうれしく思います。
この映画は、赤穂出身の映画プロデューサー:鍋島壽夫さんが長年温めていた企画がついに実現したものです。
大変評判が高く、これまでの忠臣蔵にないお話だと聞いておりますのでたいへん楽しみです。
みなさんもゆっくりご覧ください。

(鍋島P):みなさんこんばんは。今日はこんなに大勢の方にきていただいて大変うれしく思います。忠臣蔵というのは、播州赤穂が題材のものでありますし、私も赤穂の出身ですので、今日、赤穂でこの作品を上映できて大変光栄です。赤穂の方々はいままでも多くの忠臣蔵をご覧になっていると思いますが、いままでにみなさんがご覧になられてきたものとはどれとも違う作品になっていると思いますので、ぜひたのしんでいただければと思います。

【上映後舞台挨拶】
杉田成道監督、桜庭ななみさん、伊武雅刀さん、豆田正明氏(赤穂市長)、鍋島プロデューサー

(杉田監督):ありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか。(場内、拍手)これまでもキャンペーンで試写会の挨拶をすることはあったのですが、いつも映画の上映前だったので、今回、はじめて映画をご覧になった方々の顔を目にすることができて大変うれしく思います。映画はいかがだったでしょうか。(もう一度、場内、拍手)観終わって、日本人に生まれてよかったなとか、日本人の美しさといったものを感じていただけたられしいなと思います。いまのような世の中でも、人のために生きることが美しいと思っていただけたらうれしいなと思います。

(桜庭ななみ):皆様、今日はお集まりいただきありがとうございます。今日はこんなにたくさんの方々に観ていただいて本当にうれしいです。作品はいかがだったでしょうか。(またしても、場内、拍手)これから、周りの方々にもぜひ、進めてください。ありがとうございます。

(伊武雅刀):赤穂は生まれて初めてきた土地で楽しみにしていました。相生(新幹線の駅名)についたときには、日が落ちて、赤穂についたときには、何も見えなくなってしまいました。(場内、笑)(撮影の思い出といえば)寒かったですね。ちょうど去年のいまごろの撮影だったんですが、(板の間で、長時間)正座するのがきつくて・・・監督、つらかったです・・・。でも、原作を読んですばらしい作品だなと出演させていただきました。田中さんのすばらしい脚本と、杉田監督のすばらしい演出でこのようなすばらしい作品になりました。

(鍋島P):実は、杉田監督は、三州吉良、豊橋のお生まれでして、プロデューサーが赤穂出身で、監督が吉良出身ということでなにか縁のようなものを感じます。(場内、笑)

(杉田監督)10月にアメリカのロサンゼルスで、プレミア試写会をやったときに、かなり反応がよかったので、今回、地元赤穂の方なら、なおよい反応ではないかと期待してやってきました。

Q:物語の鍵をにぎる可音役をだれに演じるか重要だったのでは

(杉田監督):おっしゃるように、この作品で可音というのは、扇の要のような役割ですから、誰を可音にするか決めるときも、プロデューサーたちと、吉永小百合さんとか、夏目雅子さんとか、宮沢りえさんが(世に)出てきたときのような感じの女優さんがいないかという話をしました。が、(桜庭さんの)写真をみせられたときにほとんど「彼女だ」と一発で決めていました。(場内、拍手)

Q:(桜庭さんは)現場のときのエピソードはなにかありますか

(桜庭ななみ):時代劇ということで、お着物での演技や、所さも初めてで大変だったのですが、一番たいへんだったのは、(長時間正座をしての)足のしびれでした…。毎日、1〜2時間ぐらい、座ったまま撮影していたので、「こんなに足ってしびれるんだ」と思うくらい大変でした。

Q:(伊武さんへ)時代劇の良さとはなんでしょうか

(伊武さん):正座が無ければ…。というのは嘘ですが。(場内、笑) 侍の心というのはいいですね。居住まいがキリっとしていて、男として武士という役をやるときは、身が引き締まる思いです。実は、昨日も京都で(今年の年末、放送される)
「忠臣蔵」の撮影をしていて出演しています。そちらも観てください。(場内、笑)

(フォトセッション)

(豆田市長):それでは、赤穂から世界へ「最後の忠臣蔵」を発信いたしましょう(場内、拍手)