この度、日米合作映画『レオニー』の公開を記念し、本作の音楽を担当したアカデミー賞受賞作曲家ヤン・A.P.カチュマレクコンサートが開催されました。東京交響楽団 室内楽オーケストラが『レオニー』をはじめとした数々の映画音楽を演奏し、ヤン・A.P.カチュマレクさん、キャストの吉行和子さん、松井久子監督とともに舞台挨拶を行いました。

【日程】11月15日(月)18:30〜
【場所】東京オペラシティ コンサートホール <新宿区西新宿3-20-2 3F>
【登壇者】ヤン・A.P.カチュマレク、松井久子監督、吉行和子

松井監督:
皆さん、こんばんは。雨の中お越し頂きありがとうございます。映画『レオニー』は、いよいよ11月20日(土)より、全国公開となります。イサムが10歳の時、レオニーは彼に家を建てさせます。そこで、彼女はイサムに芸術の才能があることに気づくのですが、そういう意味では、今回積水ハウスさんの50周年記念としてこのコンサートを開く事が出来て大変嬉しく思います。(笑)この作品を通して、本当にたくさんの素敵な方々と出会う事が出来ましたが、中でも、ヤン・A.P.カチュマレクさんと出会えたことは最高でした。是非、皆さんにヤンを紹介したいと思います!ヤン・A.P.カチュマレクさんです。
どうぞ!!

ヤンさん:
皆さん、こんばんは。日本という素敵な国に一度訪れてみたいと思っていました。今回、一番嬉しく思うのは、音楽を携え、素晴らしい作品、素晴らしい監督とともにこの作品の公開を祝福できることです。
いよいよコンサートが始まります!僕自身、大いに期待しているコンサートなので、皆さんもお楽しみください。

MC:ここでもうお一方、皆さんにご紹介したいと思います。前作『折り梅』に続いて本作にもご出演頂いております吉行和子さんです。どうぞ!!

松井監督:
私にとって吉行さんは最も尊敬する女優さんで、『レオニー』が完成する7年間、ずっと応援してくれていました。どうしても彼女に出演していただきたいと思い、お願いをした所、快く引き受けて下さったんですよね?

吉行さん:
私が演じたキクという役は、すごく素晴らしい方だと思います。実は、松井監督が私の為に作って下さった役になります。何が嬉しいって、英語を話さなくて良かったことですね。(笑)先日、作品を拝見させていただきましたが、音楽が作品にぴったりあっていて本当に素晴らしかったです!

松井監督:
吉行さんは皆さんが思う通りの素敵な方で、映画を撮っている時の緊張感がお好きでみたいです。ご自分に空き時間があっても、控室ではなく、セットの中でお待ちになるんですよ。

吉行さん:
映画の現場が好きなんです。それに、やっぱり松井監督が明るい方で素敵な現場だからですよ。スタッフの気持ちが一つになっていると感じますし、私もその中にいたいですから。いつもムスッとしている監督だったらさっさっと戻ります。(笑)