公開初日となる本日(10/2)の舞台挨拶には、原作者阿川佐和子も納得の個性溢れるキャスト陣が揃い、撮影中のエピソードを語りました!

本作は、30数年一緒に暮らしていた叔母のトバちゃんが家を出て行き、人生はじめての一人暮らしを余儀なくされたルイの前に、自称画家だとなのる怪しげな男(トニー)といつも明るい頼りなげな若者(康介)が同居することとなり、ルイの人生に小さいながらも心の変化が訪れる。疲れた心に“ほっ”と一息つかせてくれるファンタジームービーです。

[初日舞台挨拶模様]
Q、撮影中のエピソードを聞かれ・・・・
坂井真紀:本当に心地の良い現場で、特に3人一緒のシーンは西島くんと藤さんがアドリブをたくさん企んでいつも驚かせてくれていたので楽しかったです。
西島隆弘:常に“ひまわりのような笑顔で”と監督に言われていたのですが、笑顔をしすぎて頬の筋肉がつってしまい、夜食を食べているときにご飯がポロポロと口からこぼれてしまったこともありました。
Q,「風来坊の画家「トニー」という役は藤さんしかいないと思った!」という監督の言葉を受けて・・・
藤竜也:僕の演じた「トニーさん」はちょっとダメっぽい男なんだけど、僕自身は自分はダメっぽい男と思っていないから似ていないと思うんだけど、周囲はそう思っていないみたいね。(笑)
加賀まりこ演じる叔母が20歳年下の男性と結婚するという設定にちなみ、「恋をするなら年上か年下どちらがいいですか?」と。
西島:僕が20歳年下の人と付き合うとなると相手は4歳になっちゃいますし、今は僕自身は年上がいいと思うんですが、藤さんからは「歳をとると年下がいいと思うようになるよ」といわれました。(笑)
藤:逆に今の僕が年上がいいっていったら・・・・ねぇ。(笑)だけど実際僕の妻は6歳上です。
坂井:年齢は関係ないと思いますが、私自身は年下の男性と結婚しました。だけど藤さん曰く、歳をとると若い子が好きになるみたいなので、捨てられないようにがんばります!
Q,最後に一言
監督:多くの人間が関わり非常に長い道程を経て、ようやくこの日を迎えることができました。自分の娘を嫁に出す父親のような気持ちです。我々が一生懸命作った作品を楽しんでいただけたら光栄です。
坂井:藤さんがこの映画にぴったりの言葉を生み出してくれまして、人と人との縁とかいて、この映画を“縁(えん)愛映画”です。
最後には、“Maki”と名前を刺繍した手作りランチョンマットが、スタッフを代表して監督から坂井真紀にサプライズプレゼントされ、和やかな拍手のもとイベントは幕を閉じました。