見かけは怖いけれど、心の優しい<緑の怪物>を主人公に、映画界の常識を覆すストーリーで、全世界で29億ドルを越える興収を記録した“世界最強のアニメシリーズ”の最新作にして最終章『シュレック フォーエバー』(12月18日公開)。この度、1作目から10年ぶりに特別招待作品となる2度目の東京国際映画祭舞台挨拶が行われました。
一作目からシュレックの親友“ドンキー”役を務めた山寺宏一さんと、先に行われたグリーンカーペットでのパンツスーツとはうって変わって、シルバーのスパンコールのミニ(ひざ上20cm)にベアトップというブランド エスカーダの衣装で登場した、同じく10年間フィオナ役を務めた藤原紀香さん、さらに新キャラクター ランプルスティルスキンを演じ、自身も“シュレック”の大ファンだったという劇団ひとりさんが登壇すると会場から割れんばかりの大きな拍手が起こりました。
舞台挨拶にはシュレック君も一緒に登壇。劇中で自分の妻“フィオナ”を演じる、藤原さんのゴージャスなドレス姿に、シュレック君は目のやり場に困る一面も。
藤原さん、山寺さんは10年間の思いでいっぱいのコメントと今回初となる3Dの迫力を、そして今回最初で最後の新メンバーである劇団さんは初参加の意気込みを熱く語っていただきました。
なお、本舞台挨拶に集まったマスコミの人数はTV15台、スチール50台、記者100人となりました。

藤原さん
(最後というこですが?)
「最後と聞いてとても寂しいです。フィオナは自分のような存在。皆さんの心にいつまでも残り続ける作品になれば幸せです。
今日いらっしゃって頂いたお客様がシュレックを盛り上げて下されば私は必ず、シュレック リターンズがあると思っています。私はまた皆さんの前に帰ってきたいと思っています。」
(好きなシーンは?)
「今回フィオナのシーンで好きなシーンは、幸せを忘れているシュレックに、優しく、“幸せを感じていないのは貴方だけ”とささやくシーンと、レジスタンスの女性リーダーとして勇敢に仲間を指揮するフィオナです。全く違う二人の人格を演じるのはすごく楽しかったです。」
(シリーズを通して印象深い思い出は?)
「色々思い出はありますが、最高だったのは、カンヌ映画祭のレッドカーペットをキャメロン・ディアスとドイツのフィオナ役の女性と一緒に歩けたことです。そこで改めてシュレックが世界中で愛されていることを感じました。」
(素敵なファッションですが、イメージは?)
「今日のファッションはオーロラをイメージしたものです。オーロラは虹のように色が変わりますが、これはフィオナと同じです。色んないろに
変われる女性をイメージしました。」
(これから観るファンへ)
「今回のシュレックはとにかく最高傑作で、私は見るたびに毎回涙が出ます。大人から子供まで楽しめる、いい映画だと思います。」
山寺さん
(最後ということですが?)
「他人とはまったく思えない自分の分身のようなドンキーと別れるのはとても辛い。とにかく最高傑作なので、これで終わりにしたくないという気持ちでいっぱいです。」
(本作の見どころは?)
「今回もお調子者のキャラは健在!でも、前3作と本作が一番違うのは3D。迫力度合いが全く違う!3Dはシュレックのためにある!!」
(シリーズを通して印象深い思い出は?)
「ドリームワークスアニメーションCEOのジェフリー・カッツェンバーグから『君がベスト オブ ドンキーだ』と言われたのが嬉しかった。実は本国でドンキー役を演じたエディ・マーフィのかねてからの大ファンで、いつかエディの声優をやりたいと憧れていたのでホントに嬉しい。しかも彼とは同い年なんです!」
(これから観るファンへ)
「この映画は実は子供を持つお父さんが一番感動するかもしれません。身近な人を大切にする気持ちを思い出させてくれます。」
劇団さん
(初参加の感想は?)
「若輩者ながら今回声優をやらせて頂きました。大変豪華な声優の方々と一緒に仕事をするのは凄くプレッシャーでしたが、ギャラがそこそこなので引き受けました(笑)シュレック ファミリーに入った時、最初は転校生気分でしたが、直ぐに家族のように暖かく迎えてくれました。実は私の奥さんもシュッレクの声優をやらせもらっているんです。夫婦でシュレック声優なのは世界で僕らだけじゃないですか?」
(最後ということですが?)
「シリーズ最強の敵を演じられて嬉しい。この世で一番僕がシュレック好きだと思っています。でも、最後にギリギリで間に合って良かった・・・。」
(大変だった事は?)
「状況に合わせて声色を変えたので、大変だった。完成版を見ていると、それを思いだし、喉が痛くなった。何度も何度も取り直して、本当に大変だった。それだけドリームワークスの本気が伝わった。」
(これから観るファンへ)
「本作は3Dが最高です。今まで僕が観た3D映画で一番の出来です。これが本物の3Dです。他の3D映画製作者には恥をしれ!と言いたい!」