このたび、11月27日(土)公開となります『信さん・炭坑町のセレナーデ』の公開に先立ち、本日10月28日(木)にキャスト・監督を招いての一般向け完成披露試写会にて、舞台挨拶を行いました。

多くの報道陣が詰め掛けた舞台挨拶にて、福岡先行上映で大ヒットした本作が遂に!
全国公開されることになり、監督はじめ出演者の方々が喜びを語った。福岡でのオールロケでは、現地の人や当時の息づかいを感じることができ、平山組の映画らしい現場におのおの刺激され、映画づくりの醍醐味を味わったと感無量。

日時:10月28日(木)@スペースFS汐留ホール(港区東新橋1-1-16汐留FSビル3F)18:30〜
登壇者:小雪(33)、池松壮亮(20)、石田卓也(23)、大竹しのぶ(53)、平山秀幸監督(60)※敬称略

◆舞台挨拶
(小雪)初めての母親役でしたが、母親になるということは、すごく大変なのだと思いました。美智代という女性は、むずかしいところもありますが、芯が強くさわやかな風が流れているような女性なので、現地の風土を感じ、のびのびと演じることができました。また20歳下の男性から憧れを抱かれるという役でしたが、これを恋愛映画ととるか、人が生きた映画ととるかそれは人それぞれです。色々な思いを持って観てください。
(池松壮亮)憧れの平山組での撮影はとても貴重なものになりました。18年、生まれ育った福岡の地に関わり、残すものができたことを誇りに思います。
(石田卓也)自分が演じた信さんは、男から見てもめちゃめちゃかっこいい人です。小雪さん演じる美智代に純真な憧れを抱くという役ができて、とても幸せでした!
(大竹しのぶ)17才で『青春の門〜筑豊編』でデビューした時、本作と同じ田川市で娘役を演じ、今回は母親役として訪れることになりました。ずっと参加したかった平山組での撮影は、当時の人が生き、そこに存在していることを感じることができるものでした。映画づくりとはこういうものなのだと実感しました。
(平山秀幸監督)昭和38年という時代、人々は貧しく、小汚かった。けれど、みんな一生懸命でがんばっていた時代。福岡を舞台にしているけれども、おのおのが見て十人十色で感じていただけたら嬉しいです。