男の人口が激減した江戸時代、男女の役割が逆転した大奥を舞台に、1人の女将軍に3000人の美男が仕える世界に渦巻く野望と愛憎のドラマを描く映画『大奥』[製作:『大奥』製作委員会、配給:松竹 アスミック・エース]。本作が、10月1日(金)より全国312スクリーンで公開し、初日から12日目の火曜日に早くも観客動員数:100万人、興行収入:12億円を突破! 

そこで、昨日10月14日に大ヒット御礼舞台挨拶を開催致しました。
この舞台挨拶は、全国14ケ所の映画館、約5000名を動員し、全国一斉同時生中継ライブビューイングを実施。(全国14劇場/丸の内ピカデリー3、新宿ピカデリー、MOVIX亀有、札幌シネマフロンティア、MOVIX宇都宮、MOVIXさいたま、MOVIX柏の葉、MOVIX橋本、ミッドランドスクエアシネマ、なんばパークスシネマ、MOVIX堺、MOVIX京都、MOVIXココエあまがさき、福岡中洲大洋 ※舞台挨拶実施会場含む14ヶ所。)
全国14ヶ所・5000名に同時生中継決定!!

◆日程 : 10月14日(木)19:00開始
◆場所 : 丸の内ピカデリー3 
(<旧丸の内プラゼール> 千代田区有楽町2-5-1 有楽町マリオン新館5F)
◆登壇者 : 二宮和也、監督:金子文紀 

MC:大ヒットおめでとうございます。公開から13日間で、なんと観客動員数100万人を突破ということですが、この舞台挨拶は計13劇場へ同時中継しております。
ライブビューイングになりますので、全国のみなさんへ向けても一言お願いします。

二宮:全国のファンのみなさん、こんばんは!いろんな各地でこんばんは、と言っている姿が目に浮かびます。今日はお越し頂きまして、ありがとうございます。
もう公開からだいぶ経ちますが、CMなどを見るともう始まっているんだなと実感しています。今日は楽しんで帰って下さい。

監督:全国のみなさん、今日はありがとうございます。今日初めて映画をご覧頂く方も、何度も観て頂いている方も、本当にありがとうございます。今日は楽しんで頂ければ、それ以上言うことはないです。ありがとうございます。

MC:二宮さんに質問です。役を演じるにあたって、つやっぽさを出すために何か意識したり気をつけたりしたことがありますか?

二宮:役作りは僕自身そんなにやっていなかったんですが、共演者の人がみなさんが色っぽい方が多かったので、僕も相乗効果で色っぽく見えたんじゃないかなと、思いますね。

MC:アジア各国から上映のオファーがきていますが、海外の方にどの点に注目して欲しいですか?映画の魅力はどこでしょうか?

監督:日本人特有の侘・寂(わび・さび)がどのくらい伝わるかわからないんですが、男女逆転にしたせいで、反対に伝わるかもしれないですね。
時代劇は見慣れていないと思うので、逆に受け入れやすいのかもしれません。期待できるかも知れませんね。

MC:「Dear Snow]が発売され、見事初登場1位を記録しましたね。
今回この曲は、どんなことを意識しながら歌われているんですか?

監督:誰の気持ちで歌っているの?水野?

二宮:そうですけど…そうなると嵐全員が水野になっちゃうじゃないですか(笑)
でも、今回歌詞 も「大奥」のイメージも近いし、嵐では珍しいタイミングでバラードになったと思います。

MC:今回二宮さんはじめ沢山の豪華なキャストが出演していますが、演出するにあたって大変だったところはありますか?監督からみた二宮さんの印象を教えてください。

監督:何度か言っているんですけど、みなさん主役をやるような人達ばかりで、個性も持っているので、それをどう引き出せて、キャラクターの中に息吹を出せるかと、それを気にしていましたね。なので、あまりあれこれ言わなかったです。
時代劇をやるので、そのルールをどこまで言えばいいかは迷いました。
二宮さんは、天才。褒めすぎちゃったせいで、ねこちゃんなんて呼ばれているんですけど(笑)
天才なのでしょうがないですね。子供の頃から見ていて、この子は何かあるぞと思っていたので、一緒に仕事ができて嬉しかったです。

二宮:もうねこちゃんしかないですよね。

監督:それと、今回は最初からセリフを覚えていたのにビックリしました。
いつも最初はセリフを固めてこなくて、本番に合わせてくるんだよね。

二宮:言い訳になってしまうのかな。僕の中では本番1発勝負なんですよね。
1番いい物は1番目だと思っているので、ピークを本番の1回目に持って行きたい。
なので本番まで、ちゃんとやりたくないんですよね(笑)

監督:周りの役者さんがどう思っているかだよね(笑)

二宮:今回のキャストには助けられました。みなさん主役級の方なので、今回は持続できる力を試してみようと思ったんです。
あと時代劇のセリフだったので、今までやったことのないからというのもありました。ねこちゃんが「ちゃんとできるんだね」と褒めてくれましたよね(笑)

監督:そういう相乗効果により、良い作品ができたんですよね。

MC:全国でご覧頂いたお客様からたくさんの感想や質問が届いています。届いた質問の中でお二人にお伺いしたいと思います。

■(30代女性、東京)
大奥観てきました。ニ宮さんは水野という真の侍の気持ちを理解し、演じるのではなく役の人間として生きていました。表情の微妙な演技が素晴らしかったです!!役作りで一番大変だったのはどんな処でしたか?

二宮:すげー褒めてくれるんだね(笑)僕の役はナビゲーターみたいなところがあるので、初めて観てくれた人にも理解できる速度で、自分も「大奥」の世界を知って、外見は時代劇ですが、現代劇にしたつもりでした。
現代の人が作品を観るような感覚でやったのはありますね。

■(20代女性 兵庫) 
大奥の撮影めぐりに京都に来ました。撮影の場所に行く度に、いろんなシーンがよみがえりました。帰ったら、すぐに3回目の大奥見に行きたいと思います!撮影で一番印象的だった場所はありますか?

監督:どの場所も好きですね。
特に大津市にある三井寺。そこは撮影の日に桜が満開で、でもお信が走ってくるシーンが夏だったので桜はダメで、なので違う日にしたり大変だったんですが、お寺の方が協力的で、いろいろと説明してくれたりしました。
なので、縁もすごく感じましたね。
後は、油日神社。そこも水野とお信がいる場所なんですが、好きです。

二宮:青蓮院。お香のシーンで、みんなで撮影したんですが、普段朝早くには終わらせて欲しいを言われるんですが、ここは普通の時間にやらせて頂いて、しかもGWだったので、後ろを現代人が歩いていて(笑)
その中に外国人が撮影を見て「日本はまだサムライがいるんだ」と思った顔をしていて、印象的でした。

■(10代女性  名古屋) 
初日の初回で見ました。原作好きとしては、その世界観をこわさずにとても素晴らしかったです。個人的には是非で続編が観たいです。
続編の構想はありますか?

監督:まだ具体的にはないですね。これだけたくさんの人に楽しんでもらったので、次をやる勇気は沸いてきました。
次にやることがあったら、今以上もっといい作品を作りたいと思っていますので、自信を持てるように頑張りたいと思います。やれるようになったらいいなと思います。

大ヒットを記念して、大奥特製 くす玉を用意。
「男女逆転!」「大奥!!」の掛け声と共に、監督と二宮さんでくす玉を割る。 

MC:最後にご挨拶をお願いします。

監督:全国のみなさん、ありがとうございます。
今日お越し頂けなかった方も人もいると思いますが、こんなにたくさんの方が劇場に足を運んでくれて、僕の大好きな二宮さんを初め、幸せだと思っています。これからも上映は続きますので、また観てください。

二宮:これからが本番だと思いますので、作品を楽しんでもらえたらと思います。多くの方々に気に入って頂ければ嬉しいです。
こんなに役者の人達が、活き活き、楽しそうに演じている作品はないと思います。改めて、いろいろな視点で観て頂いても楽しめると思います。