映画『ソーシャル・ネットワーク』が、さわやかな秋晴れの下、10月23日(土)に開幕した第23回東京国際映画祭でオープニング作品として上映されました。これに合わせて、主演のジェシー・アイゼンバーグ、脚本&製作総指揮を務めたアーロン・ソーキンが来日。カトリーヌ・ドヌーヴをはじめとした世界の映画スターらと共にグリーンカーペットを歩き、そしてTOHOシネマズ六本木スクリーン7にて引き続き行われた開幕セレモニーで、舞台挨拶に登場しました。

第23回東京国際映画祭のオープニングセレモニー&舞台挨拶
■日時/10月23日(土)16:30スタート
■場所/TOHOシネマズ六本木スクリーン7 
■登壇者/ジェシー・アイゼンバーグ(27/主演)、アーロン・ソーキン(49/脚本家&製作総指揮)
(2名とも公式初来日)

15時から始まった六本木・けやき坂で、恒例となったグリーンカーペットゲストのトリとしてジェシー・アイゼンバーグ、アーロン・ソーキンが16:30頃、カーペット入口に到着。両名は、共にタキシード姿に、緑のボウタイと同様の衣装で登場した。ジェシーもアーロンも街道を埋め尽くすおよそ3千人以上のファンに手を振り、笑顔で答えながらも、丁寧にサインに応じていた。

カーペット終了後、ジェシーもアーロンは会場をTOHOシネマズ六本木スクリーン7に移し、第23回東京国際映画祭のオープニングセレモニー後の舞台挨拶に登壇した。盛大な拍手で迎えられえた2名は、アーロンより、「本作の監督であるデヴィッド・フィンチャーはここに来たがっていましたが、現在スウェーデンで撮影中の次回作『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2011年公開予定/ソニー配給)の為に、どうしても来ることができませんでした」と、今回来日を果たせなかった監督に配慮し、「本作がこの東京国際映画祭のオープニングを飾れるのは光栄です」と挨拶。またジェシーも、司会のジョン・カビラさんと久保純子さんからの「ファースト・シーンが印象に残ってたと聞いていましたが、その理由はなんでしたか?」の問いに、「実はアーロンが書いた映画の冒頭、9ページにわたる長い脚本を、99回も撮影したからかな。」などと撮影裏話を披露し、会場で驚きと笑いを誘った。「でも大変だったけど、貴重な体験でした(笑)」と答えていた。

▼最初のご挨拶
ジェシー・アイゼンバーグ(後、JA)、アーロン・ソーキン(後、AS)

AS:「みなさん、こんばんは。本日は、我々の作品が第23回東京国際映画祭のオープニング作品として、上映されることを大変光栄に思っております。ですが、本日はこの監督でありますデヴィッド・フィンチャーはここに来たがっていましたが、現在スウェーデンで撮影中の次回作『ミレニアム ドラゴンタトゥーの女』(2011年公開予定/ソニー配給)の為に、どうしても来ることができませんでした。その代わりに、私が来ることになったんですが(笑)」

JA:「みなさん、こんばんは。本日は多くの方に来ていただいてとても光栄に思っています。ありがとうございます。映画を楽しんでくださいね」

▼司会のジョン・カビラさんと久保純子さんからジェシーへの質問
「ファースト・シーンが印象に残ってたと聞いていましたが、その理由はなんでしたか?」

JA:実は、あのシーンはアーロンが書いた9ページにも渡る長いシーンでした。そのシーンを現場で監督は99回も 
  撮影したんですよ。そう、99回も」

▼それを受けて司会のジョン・カビラさんと久保純子さんからアーロンへの質問
 「アーロンさん、9ページの脚本、そして99回の撮影って、どう思われます?」

AS:気持ちとして、光栄って感じかな(笑)。でも、みなさん勘違いしないで欲しいのは、ジェシーたち俳優が間違ったから
   99回も撮り直した訳じゃないって事です。デヴィッド・フィンチャー監督としては、俳優たちが演じるにあたり、どんな
   トライをしても安心して演技ができる環境を作りたかった現れなんじゃないかなって思います。あ、でもみなさんは
映画は、(99回じゃなく)1回見ればいいんですよ?(笑)」