この度、本国で300万人が号泣した大ヒット作『ハーモニー 心をつなぐ歌』(CJ Entertainment Japan配給)が、2011年1月より、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほかにて全国公開する運びとなりました。
2010年度東京国際映画祭<コリアンシネマウィーク>での上映と主演キム・ユンジン、カン・テギュ監督による舞台挨拶が10月23日に行われました。
日本で一般のお客様向けに初めて披露された本作。会場につめかけたお客様は感動を隠せず涙を流し余韻に浸っている様子でした。そして上映後、主演女優キム・ユンジン、カン・テギュ監督が登壇すると大きな歓声に包まれ大いに盛り上がりました。

■コリアンシネマウェーク『ハーモニー 心をつなぐ歌』 舞台挨拶
■日時:10月23日(土)
■場所:新宿ミラノ座1 
■登壇者:キム・ユンジン【36】(『シュリ』、米ドラマ「LOST」)、カン・テギュ監督【36】

多くのお客さんを目の前にして微笑むキム・ユンジン
MC:それでは、お二人に日本に来た感想を含めて、一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。
監督:本作を招待頂きありがとうございます。
こんな素晴らしい劇場で、私達が頑張って作った映画を上映して頂けてうれしいです。

ユンジン: こんにちは。キム・ユンジンです。(日本語)10年間日本を行き来しているのですが、日本語うまくならずすみません。(笑)日本で初めての上映ですが、みなさん楽しんで頂けましたか?(会場から拍手)

MC:キム・ユンジンさんにお伺いします。今回、3年ぶりに出演された韓国映画ですが、主演のお話が来た時のご感想と実際に脚本の読まれてのご感想を教えて下さい。

ユンジン:最初は、新鮮なストーリーという印象でした。女性刑務所、女性服役者が出てくるの映画は初めてで、
服役者の描き方が他にはない明るい描き方だなと思いました。

司会:監督、初監督作品が韓国で300万人動員の大ヒットおめでとうございます。本作品は、女子刑務所で結成された合唱団という設定をもちいてますが、 実在する合唱団をモチーフにされたと伺いました。
監督:実際にチョンジョ女子刑務所に合唱団があり、年に一回、白いドレスを着て合唱祭に参加することを許されているのですが、その時の1枚の写真にインスピレーションを受けて作品を撮ろうと思いました。

MC:撮影中、何かおもしろいエピソードはありましたでしょうか?
ユンジン:たくさんありました!ミヌ役の赤ちゃんとは会話が出来ないのでコミュニケーションが取れず、
一日一日のエピソードがいっぱいです。スタッフは振り回されて大変でしたが、ミヌがいてくれたおかげで現場が明るくなって楽しかったです。

MC:日本の観客に、映画『ハーモニー』を通じて伝えたいメッセージを お願いいたします。
監督:神はこの世の中にたくさんのものは与えられないので“母”を与えたのではないかと思う。そして断絶しているか家族には歌で再生してほしい。

ユンジン:文化や歴史は違うけど、みんなが感じる感情は一緒だと信じております。この映画から困難な状況の中でも、ひたむきに生きることを受け止めて、心があたたかくなってもらえたら嬉しいです。