全米では7月に公開され、大ヒットを生んだ本作。10月24日、第23回東京国際映画祭にて、特別招待作品『怪盗グルーの月泥棒』が上映され、上映前にプロデューサーのクリス・メレダンドリと、バナナから生まれたキャラクター”ミニオン”が登壇し、舞台挨拶が行われた。

日本が大好きなクリスさん。久しぶりの日本に「今回はここ10年の中で7回目の来日となるのですが、素晴らしい時を過ごしています。」と喜びを語ってくれた。

本作はオリジナルストーリーとなっているだけあって、怪盗グルーが”月を盗む”という夢のある物語だが、本作をどのように手がけようとしたか・・・「このアイディアはスペイン人のアニメーターが持ち込んだ企画なんです。”月を盗む”というアイディアは監督クリス・レノンさんが考えたアイディアなんです。”グルー”というアイディアは先ほど言った通りですが、何を盗めば一番偉大になれるか考えた結果、”月”に辿り着いたのです。」と振り返っていた。

本作に登場する印象的な黄色いキャラクター”ミニオン”はバナナで作られている部分は何処から??と聞かれると、「監督は2人いるのですが、この2人がとにかくバナナ好きだったんです。月を盗む時、一人じゃ成し遂げられない=大勢の仲間が必要と考え、その必要性とバナナ好きがこうしてミニオンの誕生となったのです。」と話してくれた。

次回作は日本の有名漫画浦沢直樹作『PLUTO』の実写映画化が決まったクリスさん。もちろんアニメーションもふんだんに入れた作品となるそうだ。「私としては光栄な事でもあり、責任を感じている所でもあります。」と語ってくれたのであった。

そして日本語吹き替えキャスト笑福亭鶴瓶と芦田愛菜を絶賛しており、特にかわいい”adorable”!!と褒め称え、会場を沸かしていた。

10月29日(金)全国ロードショー