10月21日(木)渋谷の劇場で映画『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』の”未”完成披露試写会という珍しいイベントが実施された。本作は制作費135万円で制作され、全世界興収180億円という驚異的な数字をたたき出した映画『パラノーマル・アクティビティ』というホラーの日本版続編だ。公開を一ヵ月後に控えた本作だが、まだエンディングが決まっておらず、2種類のエンディングの中からオリジナルの『パラノーマル・アクティビティ』公開時に劇場を大いに盛り上げてくれた女子高生100人にエンディングを決めてもらおうというユニークなイベントとなった。ゲストにはオリジナルの監督とも面識があるタレントの優木まおみ。そして、女子高生の憧れの的であるモデルのてんちむがゲストとして登壇した。人気絶頂の優木とカリスマ女子高生のてんちむの登場に女子高生たちはすでにパニック状態。「マジ、超かわいいんだけど。すごいほそーい」という憧れのまなざしで会場は歓声に包まれた。

この後『パラノーマル・アクティビティ』本編と『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』のダイジェストを見る意気込みをたずねられると、オリジナルを既に鑑賞済みの優木は「ほんとに、この映画はむちゃくちゃ怖いので、2回目とはいえものすごく緊張してます。前回も1週間くらい怖くて一人で家にいるのがやでした。」と弱気な様子。対するてんちむは「怖いのは普段あんまり見ないんですけど、この映画は友達もみんなみてて女子高生の間ですごい流行ってました。でも、今日とかすっごいドキドキしてて、さっきから言葉が出ないんですよ。」と普段は強気のてんちむも弱気な発言をし、女子高生100人もその緊張がうつったらしく、会場には緊張感がただよっていた。

 オリジナルの上映中、そして第2章のダイジェストの上映中も場内からは叫び声であふれかえり、劇場の外まで声が聞こえていた。上映後2種類のエンディングの投票の結果、A:77票、B:23票という圧倒的差でAに決まった。優木はBを上げており、「女子高生とはジェネレーションギャップですかね(笑)でもオリジナル版は2回目ということもあり、みんなが私がびっくりしたところで同じようにびっくりしてくれると「よしっ」と心の中で思っちゃいました(笑)」と笑いをとっていた。対するてんちむはAを選んでおり、「ホント夜トイレいけないですよ〜。Aの方が、最後あれ?あれ?って思う感じで面白いかなと思いました。あまりにのめりこんじゃってお姉さん役の方が寝返り打っただけで叫んじゃいました」とすっかり『パラノーマル・アクティビティ』の世界にはまってしまったようだ。この結果を受け、配給のプレシディオは製作陣に結果を報告し、正式に女子高生の選んだ結果が本編に反映されることとなった。

ちなみにアメリカではアメリカ版の続編が製作されていて、明日(22日)からアメリカ含む世界約20ヶ国で公開となる。北米版『パラノーマル・アクティビティ2』はいかなる内容なのか、日米どちらが怖いのか。その動向にも注目が集まっている。
果たして、『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』のエンディングはどうなるのか?その答えは来月、劇場で明らかになる。