本日10月20日(水)、映画『カウントダウンZERO』(2011年公開)の議員試写会を執り行いました。

オバマ大統領が09年のプラハ演説において「核なき世界を目指す」構想を示し、被爆から65年目の今年の8月6日、広島で開催された平和祈念式典に初めてアメリカ政府の代表としてルース駐日大使が出席、国連からも潘事務総長が初出席を果たしました。
また、11月13、14日に横浜で行われるAPEC首脳会議に出席するためオバマ大統領が来日する予定、同時期の11月12〜14日には広島で開かれる“ノーベル平和賞受賞者世界サミット”にゴルバチョフ元ソ連大統領が出席される予定、さらに10月24日の週は“国連軍縮週間”がスタート、日本国内では今後更に“核廃絶”の機運が高まるでしょう。

2011年春に公開される『カウントダウンZERO』は、07年にアカデミー賞を獲得したドキュメンタリー『不都合な真実』のスタッフが、知られざる核の脅威の実態に迫り、そして、核廃絶=<ゼロ>へ向けての意識を目覚めさせる衝撃のドキュメンタリー映画です。
今回、国会議員の方々に本作をご覧いただくため、衆議院第1議員会館にて議員試写を行い、前原誠司外務大臣、河野太郎議員、稲見哲男議員に上映前のご挨拶をいただきました。また、会場には福島みずほ議員などにご来場いただきました。

登壇者のご挨拶は以下の通りです。

前原外務大臣
『本日は核軍縮の問題を先頭に取り組んでこられた多くの方々にお集まりいただいて、大変心強く思っております。この映画は『不都合な真実』のスタッフが手掛け核の脅威を描いたドキュメンタリーで大変話題だと承知しております。私も外務大臣に就任してすぐにニューヨークへ渡り、「核の無い世界を目指す」声明をオーストラリアと共同で発表しました。“核リスクの少ない社会”へということでカットオフあるいはCTBTを早く推進させて、究極の目的である「核の無い世界」というものを、唯一の被爆国である日本がイニシアチブをとってやって行きたいと思います。そして、広島.長崎の思いを日本が先頭に立って世界に伝えて行きたいです。』
河野太郎議員
『唯一の被爆国である日本は、“核の傘”とか“核廃絶”という言葉には踊るが、具体的にどうするかなどの議論はなかなか進まないので、はがゆく感じていました。前原さんも早速国際会議に参加して頂きましたし、具体的に活動していきたいという意思表示になったのではないかと思います。最後までご覧頂き、核について色々と考えて頂きたいと思います。』

2011年春TOHOシネマズ六本木ヒルズ他公開