1月29日(土)に公開が決定した映画『ワラライフ!!』(配給:ファントム・フィルム)が、第15回釜山国際映画祭(10月7〜15日)の「アジアの窓」部門(英語表記:A Window on Asian Cinema)に正式招待され、本日10月9日(土)、ヘウンデ(海雲台)MEGABOXにて上映され、拍手喝采が鳴り止まない上映後、木村監督と村上純(しずる)が登壇し、観客と質疑応答を行いました。

【日程】10月9日(日)
【場所】ヘウンデ(海雲台)MEGABOX(韓国・釜山)
【登壇者】木村祐一監督(47)、村上純(しずる/29)

Q:映画をご覧になった感想をお聞かせください(女性・20代)

木村監督:(この日のために覚えてきた韓国語で)皆さんこんにちは、映画は楽しめましたか?(続いて日本語で)自分の作品なのに、今日も泣いてしまいました。涙が出すぎてハンカチがおしぼり状態でした。「ワラライフ!!」は、ほぼ自分の経験からの日常の何気ない些細な幸せを描いてる映画やけど、韓国の皆さんにも共通する部分があったのか、たくさん笑ってくれて、本当にうれしいです。釜山にこうやって招待されて皆さんと時間を一緒に過ごせて幸せです。香椎由宇さんはお肉とマッコリが大好きなので、今日来れなくて悔しがっていると思います(笑)

村上:(韓国語で)皆さんこんにちは!(続いて日本語で)映画に出演するということが初めての経験で、月並みの表現ですが、この作品に参加できたことが本当に幸せです。

Q:木村監督は(日本の番組をみると)“厳しい人”“恐い人”というイメージですが、実際はいかがでしたか?(女性・20代)
村上:もちろん、よしもとの先輩でもあるので緊張感をもって現場に入りましたが、そんなことが杞憂に終わるぐらい優しくて、安心しました。ただ現場で一回だけ、子役の少年にキレていたときはヒヤッとしました。

Q:この映画は監督の経験が詰まった映画ですが、他に入れたかった思い出はありますか?(男性・40代)

木村監督:50個くらいあります。(笑)例えば、僕が小学校の頃、両親が「今晩は2人だけでお寿司を食べてくるわ」と言う日は、大抵はお寿司をお土産に買って帰ってきたのですが、たまに買ってこない日は、「あっ今日なにかオトンとオカンやらしいことしてきたな」って子供心に思っていたことですかね(笑)

Q:釜山に来て観て、監督の有名なセリフ「考えられへんッ!」エピソードと村上さんの“すべらない話”をお願いします(男性・30代)
木村監督:昨日、アワビ入りのサムゲタンをみんなで食べにいったのですが、スタッフのサムゲタンには3個アワビが入っていたのに、僕のは1個しか入っていなかったんです。「考えられへんッ!」

村上:昨日、国際市場に行ったときに(魚の)エイが路上で売られていてエイの顔をみると、「なんて気持ちが悪い顔なんだ」と思っていたら昨晩お酒を飲みすぎて今日寝起きで鏡を見ると僕の顔がエイみたいでした(それまでは爆笑の渦でしたが、この時ばかりは小笑いでした)

終了後には多くの観客からサインを求められ、急遽観客と異例の写真撮影をし、会場の雰囲気が“ワラライフ”状態になりました。

本日は、同劇場Screen8でも同時上映されました(客席:各Screen163名 合計316名)。
釜山映画祭とは…1996年に創設され毎年10月に開催されるアジア最大の映画祭。15回目の今年は67国、309作品を上映される。