青春ドラマのスタイルを借りながら、ストーリー展開が最後まで読めない斬新なプロットである『乱暴者の世界』。
2010年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭では、プレミア上映され、観客から絶賛された本作が、遂に劇場公開致しました。公開初日、出演者の林野健志、黒澤ゆりか、秋山真太郎、中田圭監督による舞台挨拶を行いました。

自分が演じた恵介は、22、23歳くらいに自分も葛藤した部分だったり共感するところが多くて、自分の経験とその共感をどうやって
役と結びつけるかを考えて演じました。
映画を観るときは、その時の心境とかに影響される部分が大きいと思うんですが、自分にどんな気持ちの変化が在るかを楽しんで
いただければなと思います。

黒澤 ゆりか 林 あゆみ 役 生年月日:1988年10月14日 出身:千葉県
 <代表作>舞台:『黒革の手帖』(明治座)、ミュージカル『GANG2010』等。

林あゆみ役を演じました黒澤ゆりかです。今日はお忙しい中お越しくださりありがとうございます。
脚本を読んだ時に、純粋にこの世界に引き込まれました。今回自分が演じた3人の人格がキーポイントで、一つ一つの人格をしっかりと
考えないといけないなと思いました。
何か感じられる作品になっていると思います。自分の世界ってどんなだろうと考え、糧にして貰えたらと思います。

秋山 真太郎 カミオ 役 生年月日:1982年7月8日 出身:長崎県
 <代表作>舞台:「KILL THE BLACK」「六惡党」、映画『RYTHM』(05)、『人間図鑑』(07)、『地球でたったふたり』(07)ほか
現在、EXILE LIVE TOUR 2010 “FANTASY”サポートメンバーとして出演。映画『ネムリバ』(10)、劇団EXILE華組×風組
合同公演「ろくでなしBLUES」(10)(原作:「ろくでなしBLUES」 森田まさのり 集英社 刊)の出演を控えている。

カミオ役の秋山真太郎です。今日は雨の中お越しくださりありがとうございます。最初は恵介役でお話を頂いたのですが、
脚本を読んでいくうちに、カミオ役の方が自分に合うのではないかと思いました。
途中で林野さんと演じる役が入れ替わったのですが、パラレルワールドを操る人間という事で、演じるのは相当難しいなと、
相当な覚悟が必要だと思いました。
(作品内容にちなんで)もし自分の思い通りにできる世界に出来るとしたら、戦争とか政治的に入れない地域のカルチャーにいつでも
簡単に触れられる世界にしたいです。

中田 圭 監督     生年月日:1969年  出身:神奈川県
2000年に『ワイルドナイト』で劇場監督デビュー。
代表作は、『LADY DROP』(03)、『ワル 序章』(04)、『剣-TSURUGI-』(05)、『拳-FIST-』(09)など。俳優として、『新宿インシデント』
など多数に出演するほか、字幕翻訳、ラジオパーソナリティ、映画書籍の執筆など多彩な活動を展開している。

この雨の中、お越しくださりありがとうございます。監督を務めさせていただきました中田圭です。
元々この作品はオリジナルの脚本があるのですが、今の時代にマッチした世界観になっているので、生半可な気持ちでは出来ないなと。
結構大変でしたが、オリジナルのいいところを持っていきながら自分なりに解釈させていただいて、完成できました。