ヌーベルバーグの鬼才ルイ・マルの鮮烈なデビュー作にして最高傑作と謳われる「死刑台のエレベーター」。その映画のリメイクが、世界で初めて日本で実現しました。主演は今最高に旬な2人、吉瀬美智子と阿部寛。愛の欲望に運命を狂わせ、もがき、さまよう男女の姿を、身もだえするほどの心理描写で熱演。さらに若手演技派の玉山鉄二、そして人気急上昇の北川景子が、もうひとつの殺人事件に手を染めるカップルを鮮烈に演じます。監督は「独立少年合唱団」や「いつか読書する日」など国際的に評価の高い緒方明。大人のための極上のミステリー『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)公開となります。
9月22日(水)、大阪にて行われた『死刑台のエレベーター』舞台挨拶付き試写会に、主演の吉瀬美智子が登壇。吉瀬さんは黒のノースリーブワンピースというセクシーな装い、観客の「うわぁ〜」という大歓声とともに入場した吉瀬さんは、にこにこと笑顔で歓声に答えました。

MC:もう男性の皆さん目がハートマークになってらっしゃいますね。
吉瀬:大阪の皆さんこんばんは。吉瀬美智子です。こんなにたくさんの方がいらっしゃるとは感激です。短い間ですが楽しんでいってください。
MC:大阪にはどれくらいぶりにいらっしゃいましたか?
吉瀬:1年ぶりに来ました。前回も映画のキャンペーンで大阪に来ました。
MC:プライベートではいかがですか?
吉瀬:なかなか来る機会がないですね。
MC:大阪に来て召し上がったものはありますか?
吉瀬:堂島ロールとたこ焼きを食べました。たこ焼きはソース味としょうゆ味を食べました。有名なお店だそうですが・・・ちょっと名前が思い出せないです。おいしかったです。でもたこ焼きはやっぱりソース味かな。
MC:東京にもたこ焼きありますもんね。
吉瀬:そうですね、でもソースの味が違う気がします。
MC:大阪のお客様の空気を味わっていってください。パワフルでしょう?
吉瀬:はい、女性も多いですね。男性の目がハートマークになっているって、嬉しいです。
MC:「死刑台のエレベーター」の撮影は横浜で行われたんですよね。
吉瀬:はい、撮影は横浜で行いました。本当に申し訳ないのですが、ジャンヌ・モローが演じた役を私が演じました。お話をいただいたときは元の作品を知らなかったんです。情報を知るうちに私が演じていいのかと、次第にプレッシャーになって・・・引き受けるまではどうしようかと思っていました。監督に「私でいいんですか?」とお聞きしたところ「吉瀬さんが、健康で現場に来てくれたらいいから」とおっしゃっていただきました。監督もプレッシャーを感じていらっしゃったので、私の気持ちを察してくれた監督の優しさだったと思います。
MC:監督からは役柄に対してリクエストはありましたか?
吉瀬:凛とした女性でいてほしい、とのことでした。あと、壁に背中をつけて、頭や体を動かさないでしゃべれるように練習してくださいと言われました。映画を見てもらえば、できていると思います。
MC:意識するのって大変ですよね?
吉瀬:お芝居をしながら、別の意識が必要だったので緊張もしましたし、大変でした。
MC:恋人役の阿部寛さんとは天地人でも思いを寄せる相手でしたね。阿部さんとの共演いかがでしたか?
吉瀬:実は撮影中は30分しか会ってないんです。(皆さんは)映画を見る前なのでネタバレになっちゃうので、言えないですけど。映画を見ていたら「あっ!ここで会ったんだ」と分かるので、会った30分はここだったんだと、思ってください。
MC:映画の印象はいかがでしたか?
吉瀬:(役に入る前に)オリジナルを見ていないので、50年前の作品が今すべてそろっている現代でどう蘇るのかと思っていましたが、ストーリーが変わらず通用しているのがすごいです。
MC:お客様に一言。
吉瀬:たぶん映画を見たらオリジナルを見ていない人は見比べたくなります。私も撮影してからオリジナルを見ました。大作だなぁと思いました。25歳で撮ったルイ・マル監督はすごいなぁと。こういう作品に出会えて光栄でした。