「別冊マーガレット」で連載されてから瞬く間に10代の女の子達を中心に支持を集め、単行本では1400万部を超える。少女マンガとしては、異例の大ヒット作『君に届け』。今回待望の映画化!!
9月25日(土)『君に届け』の初日舞台挨拶がTOHOシネマズ六本木ヒルズにておこなわれ、多部未華子・三浦春馬・蓮佛美沙子・桐谷美鈴・夏菜・青山ハル・熊澤尚人監督らが登壇した。

大勢の観客を前に、監督は”原作から脚本にする時に気を使った点”について聞かれると、「ものすごく人気の原作だったのですごくプレッシャーを感じました。原作の中に”トキメキ感”だったり、”幸せな空気感”だったり、たくさんの思いが詰まっている原作だったので、それをすごく大切に映画化しました。」と作品への思いを語ってくれた。

黒沼爽子演じる多部さんは、「改めて幅広い年代から男女問わず愛される作品だなと思いました。”初めての恋”などささいな”初めて”がたくさん詰まった作品だなと思っていて、それは誰もが共感する所であったり、もどかしい所であったり、キュンとする所であったり、たくさんの魅力が存分に詰まった作品だなと心の底から演じて思いました。」と振り返っていた。

風早翔太演じる三浦さんは、「皆さんの元に『君に届け』を無事に届けられたのを嬉しく思います。」と挨拶。”続編がもしあるならどんな話になるか?”と監督にではなく三浦さんに司会者が聞くと、若干戸惑いつつも、「高校を卒業すると大学に行くか??就職するか??などの現実に直面すると思うけど、爽子ちゃんは”いいよー私の事はいいから夢を追いかけて”みたいなドキドキするような話になるのでは??。」と語り、観客の笑いをとっていた。

舞台中盤には、サプライズで届いた映画スタッフから三浦さんへの手紙を、三浦さんが朗読。そして原作者の椎名軽穂先生から多部さんへの手紙を多部さんが朗読する場面も。2人ともスタッフ・原作者の思いが届いたのか言葉に詰まり、涙していた。その光景にファンももらい泣きし「頑張ってー」と応援する温かい声援が飛び交っていた。

映画とは”ただ撮る”、”ただ演じる”だけでなく、スタッフ・キャストの思いによって出来上がるものだと改めて痛感させられたあたたかい初日舞台挨拶となった。

映画『君に届け』は9月25日より全国に届けられる。