6月26日に渋谷Bunkamuraル・シネマにて公開後、日本全国で大ヒットの上映となった映画『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』(配給:スターサンズ)の大ヒット御礼イベントとして、新宿武蔵野館にて去る9月22日(水)、魂を削って歌うラテン歌手=ロベルト・杉浦さんによるタンゴのミニLIVEショーを行われた。
タンゴに惚れ込み、本場アルゼンチンで数多くの有名タンゴ歌手から直々にタンゴの歌唱法を習得。南米最大のテレビ番組に2年間レギュラー出演するなど、南米で知らぬ者のない国民的芸能人であった魂のラテン歌手ロベルト・杉浦さん。20年間にも亘り本場ラテン・アメリカで活躍後、昨年日本に帰国。ラテン音楽の素晴らしさを日本中に伝える事を主軸にすべく活動をスタートさせ、いよいよ今年6月にビクターエンタテインメントよりデビューした異色のシンガーである。映画に登場する6人ものマエストロたちと現地で共演経験も持つロベルト・杉浦さんは、タンゴ2曲を映画の観客の前で迫力たっぷりに歌い上げ、観客は映画と共にタンゴの真髄に酔いしれる贅沢な時間を過ごした。

◆今、タンゴが熱い!
建国200周年の今年、日本でも記念イベントが各地で開催されるなど注目を集める国、アルゼンチン共和国。特に注目されているのが、国民的音楽「タンゴ」である。タンゴは1960〜70年代にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスの港町ラ・ボカ地区で、移民たちの間に誕生した。日本でも1950年代に空前のタンゴブームが訪れ、国内に数多くの楽団が存在、脚光を浴びていた。その哀愁の調べと独特なリズムによって、日本の愛好家たちの間で親しまれ続きてきたタンゴだが、現在、再び日本でもタンゴブームが加熱中なのだ!
8月31日に本場ブエノスアイレスで開かれたタンゴダンス世界大会では、「ステージ部門」で鍬本知津子さん(42)とアルゼンチン人男性のディエゴ・オルテガさん(21)のペアが優勝した。昨年、日本人として初めて優勝した山尾洋史さん、恭子さん夫妻(「サロン部門」)に続き、二年連続の日本人の快挙である。また、今年は同じステージ部門で、堤崎尚子さんとアルゼンチン人男性のクリスティアン・ロペスさんのペアが3位に入賞するなど、日本人が世界に存在感を示している。タンゴを踊るサロン「ミロンガ」が都内各所にオープンするなど、戦後のタンゴブームを知る世代だけでなく、若い男女の間でも人気急上昇中のタンゴが今再び熱い!

映画『アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち』 全国順次、絶賛公開中!