初日舞台挨拶が新宿K’s cinemaにて行なわれました。
出演者である石田卓也さん、芦名星さん、川村ゆきえさん、江川達也監督が現れると、会場は歓声とともに瞬く間に熱気に包まれました。

『KING GAME キングゲーム』は公開前から芦名星さんのボンテージ姿が話題となってネット上を騒がせていましたが、なんとこの日の舞台挨拶では実際に着用したボンテージスーツのマネキンが登場し、芦名さんとのツーショットがお披露目されました。
最後には風刺劇を描いてきた江川達也監督らしく、今の民主党の党首選びに対し“王様ゲーム”を推奨し、観客の笑いを誘いました。
本作は社会現象にまでなった“王様ゲーム”をモチーフに「東京大学物語」などで知られる漫画家・江川達也が自ら原案、監督を務めた衝撃の密室ミステリー。閉じ込められた男女が追い詰められた極限状態の中で、色欲と暴力に支配されていく様子を今までに体験したことのない圧巻のスピードで描いていくストーリーです。

映画『KING GAME キングゲーム』の主演、スズを演じた石田卓也さんが“王様ゲーム”はやったことがあるかとの質問に『“王様ゲーム”をやったのはこの映画が初めてで、その後もやったことが無い』と答えると、すかさず江川監督が『今度誘ってやろうか?』とツッコミを入れるなど、舞台挨拶は和気藹々に始まった。また白兎を演じた川村ゆきえさんは『“王様ゲーム”はやったこと無かったけど、この映画の打ち上げで“王様ゲーム”をやり、盛り上がった。』と答えると『あの時嬉しかったんだ!』と江川監督がファンでもある川村さんとのマル秘エピソードも飛び出した。

公開前から話題となっていた芦名さんが着用したボンテージスーツのマネキンが登場すると、自らデザインしたという江川監督は『かなりテンションが上がりノリノリで撮影しました。』と答えた。芦名さんはボンテージ衣装を着た感想を聞かれると『普段は着ることが無いので・・・』と話し、江川監督がこれまた『普通ないっすよ!』とツッコミを入れた。江川監督は『ボンテージは男の夢(笑)。芦名星さんはイメージ以上にスタイルが良くて、ほめ言葉かわかんないけどボンテージが似合う女ですね。下着を着けると出ちゃうので、着けてないんじゃなかったかな?』と芦名さんに振ると『下着はつけてます』と失笑され、会場は大爆笑。『着けてたの? あれぇ…着けてたんだ。なんだ』とガッカリする江川監督を尻目に、呆れ顔の芦名さん。

最後に江川監督は王様ゲームについて『昔ポーランドでは王さま同志が選挙で決めていしたし、日本でも足利義教(室町幕府第6代将軍)はクジで決まった将軍で、正に“王様ゲーム”に近い。だから、民主党の総裁選挙もクジでやったほうがいいんじゃないかな』と笑わせた。