来年夏に公開になります映画、『忍たま乱太郎』の撮影現場が公開されました。
公開されたセットで忍たまの衣装に身を包んだ子どもたちは元気いっぱいに駆け回り、連日の暑さも一向に気にしない様子で撮影に臨んでいました。シーンの合間にはみんなではしゃいだりスタッフにいたずらしたりとやんちゃな子どもたちでしたが、本番が始まると一転、監督の指示にしっかり返事をし、忍者のたまご“忍たま”としてしっかり修行に励んでいました。

日時:8月20日(金)
場所:京都太秦東映撮影所
登壇者:加藤清史郎(乱太郎)、林遼威(きり丸)、木村風太(しんべヱ)、
三浦貴大(土井先生)、寺島進(山田先生)、三池崇史監督

●演じるキャラクターとの共通点と監督について
加藤:たまにトラブルに巻き込まれるところが乱太郎と似ています。性格はまあまあ似てるかな。
監督はすごく優しくていつもお世話になっています(笑)。
林:きり丸はお金が大好きで、自分の性格とは正反対です。監督は台詞の言い方とか教えてくれて優しいと思う。
木村:しんべヱは食べることが大好きで和菓子が好きなんですが、僕も和菓子が好きです。監督もやさしいです。

●今夏休みですが、どんな夏休みを過ごしていますか?
加藤:楽しいです。オフをもらったりとか、遊んだりとか。1週間オフをいただいて家族旅行に行きました。
行き先はプライベートなので内緒です(笑)。

●宿題は終わっていますか?
加藤:宿題は現場でやっています。他のみんなは宿でやっていたけど最近みんなも現場でやり始めています。

●三池監督、子供がたくさんの現場でいかがですか?
三池:子供はいらいらしますね。嘘です、楽しいです。子供はやればやる度に良くなるし、成長するので止めなきゃいけない。いろんな子供がいるので、ばらばらの個性がつまったクラスにしています。子供同士は時々ケンカになったりもして仲良くて、大人が管理しすぎない現場です。
僕はいつも変わらず平常心で挑んでいますが、大人のキャストのほうが子供より自由にやっています。普段できない子供っぽいことをやったり、全開ですね。
加藤:たまに大勢でケンカしちゃいます。遼威くん(きり丸)ともする。だいたいものの取り合いとか。
寺島:どうせチャンネルの取り合いとかだろ、おまえら(笑)
加藤:僕が止めに入ると、みんな年上だからがつんと言われちゃったりします…

●山田先生は女装が趣味ですが、意気込みは?
寺島:そこはまだベールに包まれています(笑)。
監督は天才ですから。溶岩のようにアイディアが溢れ出てくる監督なのですごいですね。

●撮影で大変なこと
加藤:乱太郎は足が速いので走るシーンが多いです。足も速くしないといけないし、山も走るから危ないところもあり、自分の安全とスピードを調節するのが難しい。コース確認でどけられない大きな石とかあったら避けて走ったり、走るシーンは疲れます。

●三浦さんは、アニメは見ていましたか?土井先生を演じることになっていかがですか?
三浦:アニメは小学生のとき見ていました。他の先生方よりは子供と年が近いので、お兄さんぐらいのポジションでいられたらと思ってます。子供好きなので(乱太郎、きり丸、しんべヱの)3人に遊んでもらっています。
加藤:山田先生とも“は組”のみんなとも遊んでいます。休み時間にハイパーヨーヨーとかしてます。得意な子に教えてもらったりしています。

●監督は今年ベネチアに行かれますが、完成時期からして来年のカンヌは?
監督:映画の質としてはカンヌ向き?(笑)でもデジタル処理に時間がかかるので公開ギリギリになりそうです。
来年の全国の夏休みが映画祭だと思って作っています。