世界最高峰のコンテンツ「三国志」を、総製作費25億円、製作期間6年、延べ15万人を超えるエキストラを起用したリアルな肉弾戦を再現するなど、中国ドラマ史上最大級のスケールでドラマ化した「三国志」が、中国で視聴率No.1の大ヒットを記録し、日本に上陸することが決定しました。

つきまして、10月27日のシリーズレンタルスタートに先駆けて、本日8月9日に、誰よりも早く観られる本作のイベント付特別先行試写会を行いましたので、そのレポートをお送りさせていただきます。

■イベント概要

【日程】:8月9日(月) 
【会場】シネマートホール(シネマート六本木3F)

【登壇者】
さくら剛氏(「三国志男」著者)
渡邉義浩氏(大東文化大学教授、三国志学会事務局長、三国志検定問題監修)

●三国志検定
http://www.3594kentei.com/

●「三国志男」
http://www.sanctuarybooks.jp/sangokushi/

【イベント内容】
本イベントは三国志検定の協力のもと、全国から三国志好きな方々を観客に迎えて実施しました。

また、上映開始前には三国志学会事務局長で、大ヒット作「レッドクリフ」の日本語版監修も行い、本作全95話の字幕監修を行っている、大東文化大学教授の渡邉義浩さんと、話題のベストセラー「三国志男」著者のさくら剛さんが登壇。三国志の舞台を実際に訪れたさくらさんから、渡邉教授にユニークな質問が投げかけられ、会場はそのトークに大いに盛り上がりました。
また、イベント終盤にはレアグッズのプレゼント大会も行われるなど盛りだくさんの内容で、観客の皆さんは大満足の様子でした。

【トークショー】

■渡邉義浩氏
今回の「三国志」は非常に新しく、「三国志演義」のみに捉われていないと思います。順序だてて観るのがやはり一番ですが、一話一話それぞれに見所があり、どのエピソードを観ても楽しめると思います。

■MC:実際に現地の史跡を訪れ、「三国志」の数々のエピソードに裏切られているという内容の書籍を出されているさくらさんですが、今回の「三国志」に不安はありますか?

■さくら剛氏
中国の方が作られているということで不安なのが、史実に忠実過ぎると、スケールが小さくなってしまうのではないかという点です。

劉備が飛び越えたとされる檀渓(だんけい)という川は、今まで壮大に描かれてきましたが、実際は幅が2メートル位しかなかったり、劉備の婦人が自殺を図ったとされる長坂坡(ちょうはんぱ)の井戸は、実際には直径30センチ位しかないのです。また、映像化されると登場する女性は、だいたい美人に描かれているのですが、現地に残っている像などを見る限りでは、実際はそうでもなかったようです(会場笑い)。
そのような点が、もし忠実に再現されているとすると不安です。

■渡邉義浩氏コメント
私は全編観ましたが、心配はご無用です。スケールはとても大きいですし、女性は美しく描かれております(笑)。

※ここで来場者の皆さんに、ダイジェスト映像をご覧いただき、
上映終了後に、トークショーを再開しました。

■MC:早速、皆さんに感想を伺いたいのですが、三国志検定3級に最年少で合格した、岩田遼君は、どうでしたか?

■岩田遼君(10歳):
「今までの『三国志』よりも迫力を感じました!」

■MC:良かったです。ありがとうございました!

最後は、渡邉教授への質問タイムとなり「呂布のように世話になった将に対して平気で裏切る武将に部下はついてくるのか?」というさくら氏の質問に、「将は直属の兵に対し手厚くするので、将の決定を反故することは相当の力を持っていないとできない」と、渡邉教授が回答。これにはさくら氏も長年の謎が解けたようで納得していました。

以上