第8日目の7月30日(金)には、関連企画「カメラクレヨン「映像学習の向こうに」〜映像学習の歩み〜」と題して、SKIPシティが2003年のオープン時より行っている映像学習プログラムの成果と課題を検証するシンポジウムを実施しました。
本プログラムは、子どもに向けたメディアリテラシー教育及び映像にかかわる人材の育成を目的として実施してきましたが、これまでに映像ミュージアムの体験・見学校をあわせると1,240校、3,650クラス、121,000人の子どもたちが体験したことになります。
この映像学習をきっかけとして映像制作に興味を持ち、映像関連の仕事を目指すなど明確な目標を持つ子供たちが誕生しています。
未来を担う子どもたちが、一人でも多く映像制作の楽しさを体験し、育っていくことを願うとともに、本企画をプログラムしました。

当日は、第一部でシンポジウムを行い、第二部では、映像学習プログラムを体験した子どもたち約90名が7本の短編を制作し、発表しました。

大きなスクリーンに自分たちのつくった作品が映る喜びを子どもの頃に知れば、きっと映像制作の楽しさに早く気づくことでしょう。
「映画の未来を担う子どもたち」。
夢あふれる企画となりました。

また、雑賀俊郎監督の『海の金魚』を「SKIPシティ・セレクション」として上映し、雑賀監督の舞台挨拶も行われました。会場には、多くの子どもたちも来場し、映画を楽しみました。

9日目となる7月31日(土)には、長編・短編コンペティション作品の上映のほか、地域の皆さまと映画を楽しむ「野外上映」や「盆踊り」も実施しました。海外から来日したゲストも輪に入って踊り、夏のひとときを楽しんでいただきました。

【7月30日(金)の上映作品】
長編部門『けがれなき愛』(シン・ヨンシク監督/韓国/117分)
『短編②』(80分)

【7月31日(土)の上映作品】
<長編部門(国際コンペティション)>
『センタープレイス』(ベン・シャックルフォード監督/オーストラリア/85分)
『闇への一歩』(アトゥル・イナッチ監督/イラク、トルコ/110分)
『鉄屑と海と子どもたち』(ラルストン・ジョバー監督/フィリピン/93分)
『透析(原題)』(リウ・ジエ監督/中国/98分)
『東京うんこ』(村松英治監督/日本/98分)
<短編部門(国内コンペティション)>
『短編③』(88分)

期間中の様子は、映画祭公式サイト(http://www.skipcity-dcf.jp)にデイリーニュースが毎日掲載されますので、どうぞご高覧下さい。