筒井康隆により生み出されて以来、45年間に渡って幾度となく映像化ている不朽の名作『時をかける少女』。最新版で、仲 里依紗がヒロインを演じ、注目を集めた映画『時をかける少女』(本年3月公開)が、韓国・第14回プチョン国際ファンタスティック映画祭・ワールド・ファンタスティック部門へ正式出品し、仲 里依紗と谷口正晃監督が、映画祭にて舞台挨拶を行いました。

7 月15 日〜25 日の間、韓国・プチョンにて開催されている「第14 回プチョン国際ファンタスティック映画祭」。映画『時をかける少女』が同映画祭・ワールド・ファンタスティック部門へ正式出品し、7 月16 日(金)、17 日(土)に主演の仲 里依紗と谷口正晃監督が舞台挨拶を行った。仲は初めての海外の国際映画祭での舞台挨拶となった。

本作、映画『時をかける少女』(本年3月公開)は、筒井康隆により生み出されて以来、45 年間に渡って幾度となく映像化され、時を超えて多くの人々を魅了してきた、不朽の名作。その最新版で、仲 里依紗がヒロインを演じ、さまざまな人々との出会いを通して成長していく姿が瑞々しく描かれており注目を集めた。
海外でも熱狂的なファンを持つ「時をかける少女」。また、主演の仲里依紗が出演した他のドラマやバラエティ番組は韓国でも放送され人気を博しており、仲が舞台挨拶を行うことが話題となっていた。

舞台挨拶は、16 日の上映後、17 日の上映前の2 回行われ、特に16 日は朝から豪雨にみまわれながらも、会場には多くのファンが駆け付け人気の高さをうかがわせた。両日とも、主演の仲 里依紗と谷口正晃監督が登場すると、待ちわびたファンから大きな拍手で迎えられた。
また、仲里依紗は、「カムサハムニダ」とこの日のために練習をした韓国後で挨拶。続けて「今日はいらっしゃってくださってありがとうございます。お会いできて嬉しかったです」と手に持った紙を見ながら韓国後で話すと、割れんばかりの大歓声があがった。

「上映中、観客のみなさんのリアクションがとても良かったので、楽しんでもらえたと思っています!」と韓国のファンの熱心な様子を目の当たりにした仲は、 「自分が実際にあかり(主人公)だったら」「大林版など、ほかの「時かけ」シリーズは観たか?」などの30 分に渡る観客からの質問に一つ一つ答えた。舞台挨拶終えたのち、待ちかまえるファンでロビーは人だかりに。仲は、笑顔でサインや握手に応じ、5 分以上かかって会場を後にした。

韓国の「時かけ」ファンの大歓迎を受けた谷口監督は、「(韓国で)映画が上映されて、こんなに多くのんみなさんに温かく迎えてもらえたことが本当に嬉しい。「あかり」という少女の成長を描こうと取り組み、仲さんという女優を得たことで想像の何十倍もの『時かけ』が出来た」と挨拶。また、「韓国映画で好きな作品がたくさんあります。ポン・ジュノ監督の作品とか大好きです」と話すと会場が盛り上がった。
仲は、韓国には子どもの頃プライベートで訪れて以来で、公式に韓国を訪れるのはこれが初めてとなる。

現在放送中の主演ドラマの撮影の合間縫い、1 泊2 日、約32 時間の滞在。その中で2 回の舞台挨拶と、現地メディアの取材、10 月に発売される「時をかける少女」DVD の特典映像の撮影などのハードスケジュールをこなした。
「時をかける少女」DVD&Blu-ray は、10 月13 日アニプレックスよりリリースされる