本作は、夜のデパート、携帯メール、同窓会など、誰もが身近に感じるシチュエーションに潜む怖い話を、世界で活躍するキングオブホラー『呪怨』の清水崇が監修のもと、新進気鋭の5人の監督がエピソードごとに8つのオリジナルドラマとしてお届けする、BeeTV初の本格ホラー作品になります。
 夏の風物詩といえば、”怖い話”。普段は聞きたくない、知りたくないと、敬遠しがちな“怖い話”も、夏になれば、誰もが好奇心旺盛に見てしまうのが、日本人の性。「ほんとにあった怖い話」「学校の怪談」など人気定番シリーズを凌ぐ、究極のホラーがBeeTVの新たな夏の定番として誕生いたしました。
 出演陣は、現在NHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」にも出演する星野真里をはじめ、自身で映画監督(「悪夢のエレベーター」09年公開))も務める堀部圭亮、「ROOKIES」(08年/TBS系列)での好演も記憶に新しい尾上寛之など、映画やドラマで幅広く活躍する、役を選ばない実力派が勢揃い。細部にまでこだわり練り上げたストーリーと、力強い生きた演技でドラマに説得力をもたらす役者陣の融合は、“怖い”だけではない、ドラマの魅力を存分に引き出しています。

<監修:清水崇さんコメント>
・本作はケータイで見せる“ホラー作品”になりますが、携帯で見せることについて
意識された点、こだわった点などございますか?

A.とにかく分かり易く、また時期や場所も含めて “この夏休み時期に、携帯で一般視聴者に共感しても
らえる手頃な 恐怖を” というコンセプトとテーマは各監督陣に念押ししたつもりです。
ですから、僕としては、 登場人物の小道具に携帯を使用するなり、描写として携帯による写メや動画機
能を利用した表現を 用いるなり、夏を意識した背景や設定を活かすべき…と考え、元ネタにし得る原案
を提案しました。

・本作には5名の新人監督を起用していますが、その理由を教えてください。

A.どんな企画枠であろうと、作品はやはり監督のセンスとイニシアチブに賭けるべき要 素が大きいので、
あえて、「まだ守りに走っていない」僕よりも若い新人の監督陣を推薦させてもらいましたし、 彼らの
力比べと言いますか、テイストの妙やセンスを感じてもらえるか否かも見せ 所だとは捉えています。
この携帯配信による「しってはいけない話」は、実験的・挑戦的な取り組み要素も踏まえた方企画でもあ
りますから、 個人的には、既成のTVドラマやネット配信のミニドラマとどう差別化したものを作り 上げて
もらえるか? という意味合いで、各監督陣へもその旨をまず最初に伝えました。 その楽しみが無けれ
ば、僕なんかが口うるさく援護射撃をする意義は無くなってしま うので(笑)。 僕やプロデューサーが何
を言おうが、どんな規制があろうが、どんな企画枠だろうが、 センスや才能がある人は、役者でも監督で
も、必ず世間の目を留める筈ですし、放ってはおけなくなるに違いないので……監修なんて偉そうな立
場で物を言わせてもらっ てますが、 そんな作品や監督、役者の誕生に立ち会えるのでは、と僕も期待
と不安にドキドキワク ワクしています。

・最後に、本作の見どころ、魅力を教えてください。

A.今回、僕は監督では無いし、まだ製作中でもあるので未知数ですが、 携帯配信である、新人監督陣
による、偶発的な状況下で鑑賞される…という様々な未知 数の要素こそが見どころであり、 魅力だと
思っています。 多少、大袈裟な言い方をすれば、 「たまたま観てしまった、たった5〜6分の映像刺激が
トラウマ経験になって、 他人に言いたくなる程の恐怖の印象をどれだけ多くの人の人生に残せるか?」
が監修の僕にも、見どころ・魅力であるわけです。 その意味では、僕自身も実は約10年前、地方のみ
で放映の夏の特番オムニバスTVドラ マで、 たった3分の繋ぎ的なショートショート枠での初監督作が
切っ掛けになって、周囲も自分も思いもよらぬ形で、数年後にはハリウッド映画の監督をさせてもらえる
までに至った経緯があるので、 各新人監督陣には、“作品造りに対する自分自身へのセンスや可能性
と現実的な部分での夢と希望”を常に胸に抱いて望んで欲しいと訴えています。 とは言え、実際には
そんな「作り手のエゴや監督が誰か?等は、一般視聴者にはどうで もいい事…」なので、 各監督陣に
は、そういう客観性も踏まえた上で、あくまでプロとして力強い作品づくりに望んで欲しいと願っています
し、自信を持ってモノ造りに挑んで欲しいと願っています。 携帯配信という視聴の形には「いつでも、どこ
でも、誰でも…」という、 TVや映画とは違った偶発的な状況と言いますか…「気が向いた時に幾らでも
観れるし止 めれる…」という、 気まぐれ的な要素が、観(続け)ていただける為の大きなポイントを締め
ていると思う ので、 特にホラーである限り、 如何に怖いか?如何に後々まで引き摺るトラウマを残せる
か? などの強い印象がテーマになっていますから、 「あくまで特殊な人や状況ではなく、誰もが気軽に
たまたま覗いてしまったところで、 トンでもない日常の恐怖を垣間見てしまった」 と共感していただける
からこそ、それが本作の見どころ、魅力に成り得るんだ、と捉 えています。
 

<出演者:星野真里さんコメント>
・まずは、(本作)ホラー作品への出演オファーを貰った感想は?
 
A.夏を感じました。
 
・実際に撮影に参加された感想をお聞かせください。 
 
A.若い女性の監督さんが現場を仕切る姿を、惚れ惚れと眺めていました。 
実際の衣料品店をお借りしての撮影だったのですが、その安さや品揃えにスタッフさんたちと驚いてい
ました。
 
・これまでにも、映画やドラマでホラー作品にご出演されていますが、 
星野さんご自身は“怖い話”好きですか? 
 
A.好きではないですね・・・。でも以前よりは免疫ができたような気がします。
 
・ご自身の心霊体験などあれば教えてください。 
 
A.霊感の強い友達が実家に遊びに来てくれたとき、ある部屋に、誰かがいると言われたときはビビりま
した。でも悪いものではないようなので。守ってくれているんですかね。
 
・最後に、ご自身がご出演されたパートの見どころを教えてください。 
 
A.じわじわとくる怖さ、なのでしょうか。
監督のこだわりがギュッとつまった数分間を、どうぞお楽しみください。

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