長編CGアニメーション第1作の『トイ・ストーリー』発表以来、数々の感動作で世界中の心をつかみ続けてきたディズニー/ピクサー。
そのディズニー/ピクサーの集大成にして最高傑作『トイ・ストーリー3』がついに、公開初日を迎えました。
先月18日に一足先に公開されたアメリカでは、ディズニー/ピクサー史上最高の初日成績4,114万8,961ドルを記録。公開18日目には、アニメーション作品で最速となる日数で3億ドルに到達(『シュレック2』とタイ記録)するという快挙を成し遂げました。
いよいよ公開初日を迎えた日本でも、プレイガイドでの前売り鑑賞券の販売数がディズニー/ピクサー作品の中で最も多く、本日の舞台挨拶付上映も発売後すぐにチケットが完売し、この夏1番の期待の高さが伺えました。
舞台挨拶では、日本語吹替え版でウッディを担当した唐沢寿明さんとバズ・ライトイヤーを担当した所ジョージさんが登壇。エイリアンに扮した500人の観客達を前に、舞台挨拶を行いました。

【イベント名】 『トイ・ストーリー3』初日舞台挨拶
【日時】 7月9日(土)11:55〜 (1回目上映後)
【場所】 TOHOシネマズ 日劇
【登壇者】 唐沢寿明(ウッディ役)、所ジョージ(バズ・ライトイヤー役)

 初回上映終了後、満員の観客たちは、映画史に残る驚きと感動のクライマックスに大人も子供も温かい涙を流し、感動に包まれた。その観客達の前に、本作をさらに感動的なものにするのに大きな役割を担った2人、唐沢寿明と所ジョージが登場。サプライズで会場の後方から現れた2人に、感動に浸っていた500人の観客からは一気に歓声が湧き起こった。また、唐沢と所は、観客全員が本作の人気キャラクター“エイリアン”のお面を付けていることに「びっくりですよ。」(唐沢)、「打ち合わせなしでしょ。」(所)と驚きながらも、「実はスタンバイしている時に声が聞こえちゃってたんですけどね。」と明かしたが、全員が笑顔でお面をつけている様を見て、『トイ・ストーリー』の人気ぶりに、思わず感嘆の声を漏らした。舞台上では、初日を迎え、唐沢は「胸が張り裂けそうです。」、所も「全く同じです。いい映画を見て、我々が来て、なんていう(素晴らしい)土曜日でしょう。」と自信作を見てもらえた感想を興奮気味に語った。「映画どうでしたか」と問いかけると会場からは、拍手と共に「感動したー!!」という声が飛んだ。
演じた役柄について「リーダーなんだけど、ちょっとなさけなさそうなところがあって、人間味があるところがいいよね。でも、バズのほうがかっこよくていいな。今回は大活躍するし。」(唐沢)、「あなたは毎回そんなこと言うよね。たしかに(実際に売られている)おもちゃだとバズのほうがいいかも、羽が飛び出るし、ボタンはいっぱいあるしね。」(所)と話し始めるとしばらく2人ともが大好きなおもちゃの話題で盛り上がった。
前作から11年経って本作が公開されたため、『トイ・ストーリー4』が作られるとしても10年後になるかも…という話になると、「僕、65歳になるよ。その年でも『無限の彼方に、さあ行くぞ!』って言えるかなぁ。」(所)と不安そうなコメントが出たが、会場からは2人が吹き替えを担当する『トイ・ストーリー』シリーズを熱望する声が上がった。
作品の内容については、「今まではアンディがいつまでも子供のままだと思ってた。ハッピーエンドなのにこんなにラストを観てじーんとできる映画は他にないよね。」(唐沢)、「アニメーションだけど最初のリアルなアクションシーンは迫力あるし、まだ見てない人は本当に残念。」(所)と『トイ・ストーリー』シリーズ、中でもこの「トイ・ストーリー3」が自分達にとってどれだけ特別で大切な作品であることを明かし、たくさんの世代に最も優しく、最も切ない“さよなら”が描かれた本作を早く劇場で観てほしいと作品への自信をのぞかせた。

この夏1番の話題作 『トイ・ストーリー3』は、全国525スクリーン(内322スクリーンが3D)で公開。初日動員は同社配給の『カールじいさんの空飛ぶ家』(興収50億円)の200%、100億円に向けて好スタートをきった。ディズニー/ピクサー史上最大のヒット作『ファインディング・ニモ』(最終興収110億円)にせまる勢いを見せている。