エイベックス通信放送が運営しております、携帯専用放送局BeeTVにて、2010年3月より配信された豪華女優陣が出演の超話題作「女たちは二度遊ぶ」(行定勲監督作品)が、第12回台北映画祭で特別上映され、ケータイドラマが映画祭で異例の喝采を浴びました。
 現在、ドラマ、バラエティなど毎月20番組以上を配信しているBeeTVで、「女たちは二度遊ぶ」は、史上最長の60日間連続ダウンロード数1位、累計900万ダウンロードを達成し、歴代視聴率もダントツのNo.1と数々の記録を樹立いたしました。そんな人気作品が、ケータイドラマとしては史上初となる国際映画祭<第12回台北映画祭>へこのたび正式招待され、上映に至りました。
 今回、台北市内の台北新光影城にて第12回台北映画祭パノラマ部門“The Voice of Asia”セクションとして正式上映され、行定勲監督が登壇し、舞台挨拶、Q&Aを実施。
会場には、アジア映画ファン、業界関係者が多く、380人定員の会場は、立ち見がでるほど埋め尽くされ、女たちの様々な恋模様に観客たちはスクリーンを食い入るように見入っていた。上映後、行定勲監督が登壇するやいなや、スタンディングオベーションで盛大に歓迎。約1分の拍手喝采を受けた。台湾の熱烈な歓迎ぶりを感じた行定監督自身も「この作品をより多くの方々に観て楽しんでいただけることは、何よりです」と手ごたえを感じている様子。さらに、台湾の配給会社から本作の劇場公開の正式オファーもあり、日本凱旋上映を前にケータイドラマからの異例のメディア展開がより広がりをみせている。
 行定監督は、今年開催されたベルリン国際映画祭で映画「パレード」で国際批評家連盟賞を受賞、さらに釜山映画祭など、海外の映画祭でも評価が高い監督ですが、今回「ケータイドラマ」作品が、映画祭に出品され、そして、高評価を得る異例の連続に、驚きを隠せない。
 国内外の高い評価を受けて、ついにケータイドラマである本作が、7月3日(土)より新宿バルト9にて‘1週間限定“で凱旋上映され、さらに公開が終わる9日にはDVDが発売となります。
 ケータイドラマにして破格の圧倒的なスケール感を持った本作が、“BeeTVに新たな足跡を残していきます。

全体を通して、行定監督が持つ“間”やシーンごとに笑いが起こり、上映後、暖かい拍手が沸き起こった。
観客からは絶賛の声が多く聞こえた。

Q:「平日公休の女」で友達の家で鍋を食べているシーン内にてTVモニタから流れているドラマと、
「パレード」でも同じドラマがTVモニタから流れているシーンがあります。意味はあるのでしょうか。

A:すごくよく見ていますね(笑)。
2作品とも同じ東京で起こっている出来事ですから、
映画同士で繋がっているのはおもしろいと思いました。

Q:本作でも女性を愛しく撮られています。監督は今までいろいろな女性を撮ってきていますが、
監督にとって女性とは?

A:なくてはならないものです(笑)。そして、怖いです。
本作では、原作は男性の吉田修一さんですが、脚本は女性の伊藤ちひろさんがリライトしています。
映像化にあたりリアリティに“忘れられない女”を描き、女性の怖さがでていると思います。
女性は怖くあるべきです(笑)

Q:本作では、携帯電話、家の電話と使い分けられていたと思いますが、いかがでしょう。

A:日本人は携帯電話をよく使います。今の日本を描くとしたらなくてはならないものです。
また、家の電話は、最近は持っていない人も多いと思いますが、家にかかってくる電話は、
良い知らせも悪い知らせも含め大きな出来事の場合が多いと思っております。

Q:今回描かれている5人の女性、監督が1人選ばなければならないとしたらどの方を選びますか?

A:「平日公休の女」ですかね。優香さん演じる役は、自分の中に気持ちを溜め込むタイプです。
私は、少し屈折していて、簡単に理解できないような女性が“忘れられない女”として気になります。

観客たちは、本作で描かれている“忘れられない女たち”に対して興味・関心が多く、監督は、
観客に対してどの女性がいい?と逆に挙手をあおる場面も。

観客の中では、男性からは「どしゃぶりの女」、女性からは「平日公休の女」の人気が高かったが、
全体を通しては、「つまらない女」が人気。

これに対し、監督は、「みなさん、つまらない人ですね(笑)。ただ、「つまらない」ことは悲観的ではなく、
幸せの裏返しだと思っています。だからこそ“つまらなく”あればあるほど面白く撮りたいと思っています。」
と会場を笑わせた。