6月20日(日)、渋谷シアターTSUTAYAにて映画『さんかく』の完成披露試写会が行われ、高岡蒼甫、AKB48の小野恵令奈、田畑智子、吉田恵輔監督が登壇した。

上映終了後、キャスト・監督がステージに登壇すると、会場に詰めかけた高岡蒼甫、AKB48のファンの歓声があがった。主演の高岡は「今までの役と違い、弱い人間を演じられて、楽しい経験でした。」と挨拶し、これまで『パッチギ!』、『クローズ』シリーズで演じた男気のある役から、今回演じるナルシストで弱い役柄の主人公になったことで演技の幅を広げたことをアピールした。

また本作で“小悪魔”役に挑戦したAKB48の小野恵令奈は「すごい小悪魔っぷりを出せたと思います。私のことを知らない人も多いかもしれないですけど、相当な小悪魔だと思ってくれたら嬉しいです。」と小悪魔演技に自信たっぷりの様子であった。

妹に彼氏を取られるという哀しくも“痛い女子”を演じた田畑智子は「最初に台本を見た時、自分に似た役かなと…(笑)」と自虐的な発言で会場を沸かせた。

これまでとは違う役柄を演じる上で役作りはしたのかという質問に高岡は「ありのままの感情が役に乗っかればイイのかなと思って演じました。撮影期間も短かったので…まぁ自由にやりました(笑)」とその男らしいイメージとは反対に、軽いノリの一面も垣間見れた。

同様に役作りについて質問されると小野は「こんなこというとあれですけど、台本を読んだ時、自然に役が入ってきたんです!自然に出来た自分が怖いです(笑)。私に将来この性格が出てくるか、乞うご期待ですね。」と率直な気持ちを教えてくれた。

最後の挨拶で、吉田監督は「説明しづらい映画なので、とりあえず観てとしか言いようがないです。ただ、キャスティングは絶妙に上手いな俺!と思うので、皆さんお誘い合わせのうえご覧下さい。」と作品の出来に満足の様子を見せた。

高岡は「それぞれが同じことを繰り返して、自分本位に動いて、それを気付けた時が成長だと思います。そういう一歩を踏み出せる映画だと思うので。特に男性の人たちに観て欲しいと思います。」と舞台挨拶を締めた。

映画『さんかく』は、6月26日ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国順次公開!!

(Report:森根隆之)