佐賀県の高校での実話をベースに、ソフトボールにうちこむ男子高校生たちの青春を描いた映画『ソフトボーイ』(配給:東映)が、本日6/19(土)より全国公開いたしました。

初日舞台挨拶を新宿バルト9にて行い、今、最も注目を集める若手俳優:永山絢斗さん、賀来賢人さん、加治将樹さん、中村織央さん、豊島圭介監督、さらには本日のスペシャルゲストとして、北京五輪で金メダルを獲得した上野由岐子さんが登壇し、熱狂的な舞台挨拶となりました。

【登壇者】:永山絢斗、賀来賢人、加治将樹、中村織央、豊島圭介監督
【スペシャルゲスト】:上野由岐子
【場所】新宿バルト9 スクリーン8
【日時】6月19日(土) 

永山:今日は予報とは違う晴れになって、嬉しいですね!お越しいただき、ありがとうございます。
賀来:昨年の夏に撮影して、とても暑かったのですが、完全燃焼といえる自信作になりました。
豊島:実は上映中、舞台袖からみなさんの顔を拝見していたのですが、本当にいい表情をされていたので、僕が伝えたかったことが伝わったのかな?と思っています。

Q:撮影現場はいかがでしたか?
賀来:ふざけるところはふざけて、シリアスなシーンは一言も発さず集中する、っていうめりはりのある現場でした。
永山:かっくん(賀来)が今言ったことが僕の言いたかったことなんですが、いい緊張感をもって撮影に臨めたし、みんなと仲良くできたし、本当に良い現場でした。
中村:僕は逆に撮影現場というのがほとんど初めてに近かったので、永山くんやかっくん、加治くんの背中を見て演技をした感じでした。みんなの背中を見れば間違いないかな、って。おんぶにだっこで助け合いながら出来た感じもあり、良い現場でした。

Q:さきほど「監督が伝えたかったことが伝わったかな」というお言葉がありましたが、監督はいかがでしたか?
監督:動機は不純だし、試合で一点も取れないんだけど、一時期でも本気で頑張った、それって素敵なことじゃないですか?っていう映画を作りたかったんですよ。大変だったのは、加治が12回NGを出したことかな・・・
加治:えーちょっと待ってくださいよ!そんなに出してないですよ!
賀来:加治くんはピッチャーの役だったので、ストライクに入れる、というのが難しかったんですよね。
加治:ソフトボールの練習が一番の思い出、という撮影でしたが・・・NG12回も出してごめんなさい!なかなか入らなくて、本番に叫んだりして、大変でした。
賀来:僕?僕はサラーッとスムーズに撮影しましたね。
監督:あ、みなさん素敵でしたよ。
賀来:でも僕が演じたノグチ役は難しくて、言ってることが毎回違うんだけど、人を惹きつける、という役だから、そのカリスマ性を出すことが難しかったです。シーンごとにキャスト、スタッフやプロデューサーさんと一つずつ確認してキャラクターを作っていきました。
監督:そうだね。あとはオニツカ(永山)とノグチ(賀来)の2人の真逆のキャラクターをちゃんと描きたかったので、それは大きな課題でした。キャスト同士で話しあいはあったみたいですけどね。
賀来:2人の絡みのシーンは、永山くんと確認しながらやりましたね。
永山:そうですね。

Q:今だから言える大変なシーンはありますか?
永山:全体的に大変でした。クランクイン前から練習したけど、僕はボールをこぼすシーンが多くて、でもこぼす、という練習をしていなかったので、そこは大変でした。キャッチボールのレベルですか?普通です。
中村:僕はフェンスにぶつかるシーンですね。肘に血豆を作って何回か激しくぶつかりました。僕頑張ってるなーと思いましたよ。
監督:あと中村は「松本理髪店」「わーっ!」というシーンが大変だったよね。
賀来:あー大変だった!中村くんはやたら緊張してて、そのシーンのリハーサルでは普通だったのに、本番になった途端に緊張で汗でビショビショになってたもん。
中村:頭が真っ白になって、びっくりしました。でもかっくんに助けられて、惚れそうでしたよ。

ここで本日のスペシャルゲスト、本作にも特別出演をしている上野由岐子さん登場!!
上野:「ソフトボーイ」はソフトボールをとりあげていただき、一ソフトボール選手として嬉しく思います。たくさんの方に、「ソフトボーイ」とソフトボールを広めていただけたらな、と思います。

Q:カメラの前での演技はいかがでしたか?
上野:正直、試合よりも緊張しました。
監督:コーチ役の大倉孝二さんとのシーンだったのですが、本番中に大倉さんから「なあ由岐子!」ってアドリブが入ったんですよね(笑)
上野:驚きました(笑)
加治:あのシーンの上野さん一瞬目が泳いでましたよね(笑)

Q:今世界中がサッカーワールドカップに熱狂していますが、本日はオランダ戦ですね。上野さんから応援のメッセージなどお願いできますか?
上野:今日は優勝候補といわれるオランダとの試合ですね。でも勝ち負けじゃなくて、気持ちで負けない、日本が得意とする絆で負けない、そんな試合を見せてくれたらと思います。
永山:サッカーの試合を見ると、とても勇気をもらえるので、今日も頑張ってほしいです。