紺野けい子原作ボーイズラブコミックス「愛の言霊」、実写映画待望の第2弾『愛の言霊〜世界の果てまで〜』が8月7日(土)より、渋谷・イメージフォーラムほかにて公開となります。
感動の前作からから約3年。愛の言葉に宿ったもうひとつの言霊の物語・・・
公開に先立ちまして、出演者(植野堀まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカ)と金田敬監督による完成披露試写・トークイベントを開催致しました。

【日程】6月 12日(土)
【場所】全電通ホール(千代田区)
【登壇者】植野堀まこと 佐々木裕文 役、河合龍之介  田村慎司 役、齋藤ヤスカ  立花都 役、金田 敬 監督

MC:それでは、みなさんご覧頂いたばかりですので、映画撮影時の裏話ですとか、いろいろとお話を伺ってまいりたいと思います。
まずはこの作品に出演してみてのご感想を伺ってきたいのですが、植野堀さんは映画初出演にして初主演ということで、記念すべき作品となりましたね。

植野堀(以下:植):はい。そうですね、初めて経験することがたくさんあったのですが、前作も好評だったということもあり、若干プレッシャーを感じながらも、ちゃんと引き継いだ作品を作りたいなと思ってやらせて頂きました!

MC:裕文と言う役は、ご自身との共通点や違った部分などありましたか?

河合(以下:河):そうですね。役作りとして、無知で何も手に付かなくて、先輩に助けられて、ね?(河合へ振り、場内笑いが起こる)

河:うん(笑)

植:おぼつかないところに気をつけながら、どうやったら(不器用な裕文が)一生懸命やっている風に見えるか意識して演じました。

MC: ではその隣にいる先輩にもどうだったかお伺いしていきましょうか(笑)。先輩、どうでしたか?

河:楽しかったです!田村慎司という役が、殻に閉じこもるというか、あまり自分の感情を表に出さないように生きてきた人間で、そんな慎司の懐にすんなり入って来れてしまうところは、裕文とまこっちゃん(植野堀)の共通点というか似ているところのように思いましたね。
今回(植野堀と)ちゃんとしっかりお芝居をさせてもらって、なんかすんなり打ち解けられて、撮影期間はそんなに長くないスピーディーな現場だったのに、すぐに打ち解けられて、お芝居の中で自然に振る舞えたように思います。

MC:いかがでしょうか。植野堀さんもすんなり打ち解けられましたか?

植:そうですね。お兄ちゃん的存在なので、親近感もありました。

河:ね、(植野掘が)弟的なね!(笑)

植:すごい話しやすいし、頼りがいがある。頼れる先輩ですよね!(笑)

MC:ではもうお一人の先輩にもお話をお伺いしたいと思います。齋藤さんは前作に引き続きということで、(植野堀と河合が「師匠!」と叫び、場内にどっと大きな笑いと拍手が起こる)師匠とも言われていますが(笑)、今回も立花都を演じるにあたってどう感じましたか?

齋藤(以下:齋):前作の評判も良かったですし、また続編をやりたいねって話していたんです。
なかなかそういうお話って実現するのは難しいと思うんですが、またこうして前作に引き続いてお話を頂けてとても嬉しく思います。

MC:今回は残念ながらラブラブなシーンはありませんが…。

齋:あ、そこのところは、このお二人(植野堀と河合)にお任せして…(笑)

MC:今回は見守る役としてね、温かく、先輩としてね!

監督(以下:監):(わざと突然横から)ヤスカがラブシーンを覗いていたわけではないですよ!(笑)

MC:あっ、そうですね、今のは語弊があったかもしれません!(笑)

齋:(植野堀と河合に対し)邪魔しないからさ、好きにやりなよ!(笑)

  ———息のあった掛け合いに会場には度々大きな笑いが起こる

MC:さすが師匠、余裕です!盛り上げて頂いてありがとうございます。
さて、二作目で、もう“『愛の言霊』シリーズ”と申し上げてもいいと思いますが、監督にとって今回、こだわりはありましたか?

監:前作は齋藤くんたちの「愛の言霊」ということで、それとはまた別のいろんな「愛の言霊」ができればいいなと思ってやらせて頂きました。

MC:なるほど。
植野掘さん、河合さん、今回映画を拝見させて頂いたのですが、ラブシーンをご自分達でご覧になっていかがでしたか?

植&河:大変濃厚でした(笑)。

  ———会場がまたどっと笑う

齋:でも、イメージカット的に撮ってるからね!

河:監督が綺麗に撮ってくださって。

監:ひとつ気になったのが、段ボールに囲まれてラブシーンをするのは、私の頭の中ではいいなと思っていたけど、実際に撮ってみるとダメでしたね(笑)ものすごく生活感が出てしまって。

——— 一同爆笑

MC:新たなジャンルに挑戦したと言うことですね!(笑)では、お二人は段ボールの中でいかがでしたか?

河:良いんじゃないですか(笑)

植:段ボールは気にならなかったですからね!

MC:それはご自分の役の世界にしっかり入っていたからですか?

植:はい。もうね、この手さばきがね(笑)(オーバーアクションで手振りを披露して笑いを誘う)監督の演出の指示がしっかりしてましたからね!

齋:でも監督、あのラブシーンは演出しなくても良いくらいだったというか、想像以上でしたよね?(笑)

河:いや、監督の演出が想像以上でしたよ!

監:あはは(大笑)

———場内再び大きな笑いと拍手が起こる

MC:どんな演出をなさったんですか?

河:金田監督はさすがにそういう作品も撮ってきていることもあって、演出に慣れているというか、(アイディアを出すのも)早いというか、ベットシーンに限らず、台本にキスするというシーンがあっても、そこにもうひとアイデア演出を盛り込むと言うか。

植:なるほどと思うことをすぐに指示して下さるんです。

MC:確かに映画ならではのマジックってありますものね。
ところで、映画の中では願いを叶える「マトリョーシカ」がキーワードになっていますが、皆さんはどんな願いを叶えたいですか?

———齋藤ヤスカが真っ先に手を挙げる

MC:一番に手を挙げました齋藤さん!ではお願いします。

齋:俺も(世界の果てまで)好きな人を追いかけて、どこかへ飛んで行きたい!

MC:飛んで行きたい!?追いかけるぐらい素敵な恋愛をしたいとか?

齋:したいですねー!そういう話をちょうどしてたんですよ、さっき。

河:(悪ノリして)してないの?

齋:してないからこんな話してるんでしょ!(笑)

MC:(会場が大いに笑った後、取り直して)では植野堀さんは願いがかなうとしたらいかがですか?

植:願いがかなうとしたら、…そうですね。最高のパートナーと出会ったら、(この映画のように)住処を変えて、新たな人と出会っていきたいですね。

———なぜか会場の反応が薄く

植:ほら〜また滑った〜。

———どっと笑いが起こる

MC:いえいえ大丈夫です、大丈夫です!河合さんはいかがですか?

河:そうですね。じゃあまた『愛の言霊3』を作りましょうよ!

————場内拍手が湧く

MC:そうですね!ぜひシリーズ化ということで、監督にはもちろんメガホンをとって頂いて、ビシバシ指導して頂いて(笑)

監:ぜひ!師匠(齋藤)にもぜひ再び参加して頂いて(笑)

MC:そうですね!
では、最後に一言ずつメッセージを頂きたいと思います。
植野堀さんからお願いします。

植:はい。今日は、みなさんお越し下さりありがとうございます!
今回の『愛の言霊〜世界の果てまで〜』を何度もご覧頂いて、この映画を観て、素直に人を好きになる気持ちを持って頂けたらなと思います。

MC:ありがとうございました。では河合さんお願いします。

河:今日はどうもありがとうございます。前作をご覧になった方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、『愛の言霊』は前作も含め、ひとくくりで良い作品だなと改めて感じました。いろいろなことを想像させてくれる作品だなと思います。
劇場へも何度も足を運んで楽しんで下さい。実は主題歌を作ったりもしていて、僕なりの『愛の言霊』を僕の親友と表現させて頂いたので、楽しんで頂ければと思います。今日はありがとうございました。

MC:ありがとうございました。では齋藤さんお願いします。

齋:はい。前回と今回の『愛の言霊』は、それぞれ形は違いますが、今回は出会いから描いていて、殻に閉じこもっていた自分からもう一歩外に出てみようと思うような、前回とはまた違う素敵なお話だと思いました。ぜひまた観て頂けたら嬉しいです。

監:前作とは全く別ものだとお考え下さい。いろいろな愛の言霊、愛の形があるんだなと思って、何度も劇場に足を運んで頂ければと思います。

MC: はい。今日は皆さんありがとうございました。それでは、これにて『愛の言霊〜世界の果てまで〜』の完成披露トークショーを終わりたいと思います。

————会場内、大いに盛り上がりを見せ、拍手が巻き起こりながら、終了