昨年の東京国際映画祭にてコンペティション部門に日本映画として唯一正式出品され、またアントニオ猪木デビュー50周年の今年、映画初主演作品公開として大きな話題を集めた『ACACIA -アカシア-』。
そして、監督は6年ぶりの作品になる辻仁成監督が、父の愛とは何かを問いかける。

本日、6月12日(土)初日を迎えました。

6月12日(土)「ACACIA-アカシア-」初日舞台挨拶
場所:角川シネマ新宿
ゲスト:辻仁成監督、アントニオ猪木、林凌雅

MC:ご挨拶をお願い致します

猪木さん:元気ですか!!
毎回同じ挨拶で俺も飽きてきたんだけど(笑)
みなさん、どうでしたか?(今回は上映後の舞台挨拶)まだ、本人が観ていないんだけどね。今日始めて言うけど。

辻監督:え?観てないんですか?なんでですか!

猪木さん:恥ずかしいよね。子役と監督が良かった映画です。

辻監督:映画観てくれますよね?どこで観ますか?

猪木さん:映画館で観ますよ。映画は映画館が一番だから。

林くん:タクロウ役の林凌雅です。今日はこんなに大勢の方に観てもらって嬉しいです。家族や友達に宣伝してください。

辻監督:ありがとうございます。ちょっと最初から猪木さんが映画を観ていないという衝撃な発言でビックリなのですが(笑)でも観ていないと聞いて、演技も本気でやられていたし、泣くシーンやリングのシーンなど、ある意味猪木さんのドキュメンタリーになるような想いの深い作品になったと思うから簡単には観れないのかもしれません。
だから反対に多くの人に観て頂いて、心に焼き付けて欲しいです。
今日は本当にありがとうございました。

MC:猪木さんは監督から熱望されて映画主演になったということですが、演じるというのはどういう想いでしたか?

猪木さん:演技は裸にならないとできないんだよね。かっこつけていてはダメだな。

辻監督:脱がせるのはうまいんですよね(笑)脱がせた時にやったなと思います。
この作品は撮影したのがかなり前なんだけど、やっと今日初日を迎えられました。
本当に猪木さんのおかげです。ありがとうございます。

猪木さん:タイミングがいいですよね。俺がちょうどデビュー50周年だし。だからみんな運がいいですよね。

MC:林くんは猪木さんとステキなシーンがたくさんありましたが、競演してどうでしたか?

林くん:猪木さんがプロレスをやっているビデオを見たんですが、すごくかっこよくて。なので、プロレスを教えてもらって嬉しかったし、楽しかったです。
あとケーキ屋に連れて行ってもらったり、ダジャレを教えてもらいました。
「アリが10匹でありがとう」とか(笑)。

会場:大笑い

猪木さん:いい挨拶するな(笑)林くんとはとても良い時間を過ごました。
素直だし、みんなにかわいがられるよね。

MC:今でも仲が良いんですね。

ここで、林くんから猪木さんへ似顔絵のプレゼント

林くん:大魔神(猪木さんの役名)ありがとう

辻監督:猪木さん、泣きそう(笑)

猪木さん:ありがたいですね。プロレスをやっている時はずっと走ってきて、今になって人の気持ちをゆっくり感じるようになった。今日は明日への贈り物だよね。林くん、ありがとう。泣いていい?(笑)

MC:それでは、猪木さんから最後の挨拶です。

猪木さん:元気になりましょうね。脳みそから元気になるには、大きな声を出すのが一番です。みなさん一緒に「1、2、3、ダー!」