〜傷ついた者にしか、歌えない愛がある〜
<クレイジー・ハート>弾き語りコンテスト
夢や青春を忘れかけている日本の男たちからのメッセージ!

本年度アカデミー賞Rで主演男優賞(ジェフ・ブリッジス)と主題歌賞の2冠を達成し、6/12(土)に待望のロードショーとなる映画『クレイジー・ハート』。才能溢れるが今は落ちぶれたシンガーが人生の再起を歌に託す本作の公開を記念し、普段は口にできない「愛する者へのメッセージ」を、ギターに乗せて歌う「<クレイジー・ハート>弾き語りコンテスト」を開催。審査員長に日本ロック界の荒ぶる魂を持つ男として「MR.クレイジー・ハート」に認定された泉谷しげるさん、ゲスト審査員には歌手・デザイナーとしてマルチな活躍を続ける千秋さんが登場します。優勝者には主演ジェフ・ブリッジスらアカデミー賞受賞者のサインが入った、世界に1つしかないギター「エピフォンAJ-200S」(提供:ギブソン社)が贈呈されました。
才能にあふれながらもアウトローにしか生きられない、ロックなオヤジの生きざまを描いた本作の応援隊長として、泉谷しげるさんとゲストの千秋さんが、日本のオヤジたちとその愛の歌を、応援メッセージも込めてバッサリ。

30 代以上のアマチュアの男性シンガーを対象に5 月20 日(木)〜6月4 日(金)まで設けられた応募期間に集められたこのコンテスト参加者の中から、本日のイベント参加資格を得たのは20 世紀フォックス映画による1次審査を通過した4 組。「MR.クレイジー・ハート」こと泉谷しげるは登場するや否や「こんなに貴重なギターを素人にやるなんて!ロクなことになんないよ!俺がもらう!!」と暴走。千秋は「私は音楽的なところは泉谷さんにお任せして、ハートの熱い人を選びたいと思います。楽しみです!」と審査への意気込みを語った。

全4組の演奏が終わると、「お前何を言ってるかわかんないよ!!変な歌い方するんじゃないよ!!」などと渇を入れつつも「せっかく声はいいんだから、もっと丁寧に歌う方がいい」などと真剣にアドバイスしつつ総評を述べた。「もっと気持ちを込めて、伝えようとしないとダメだ!」と言う泉谷に「じゃぁ泉谷さん見本を見せてください」と言われ「しょうがねぇなぁ・・・」と言いつつ急遽、自らギターを手に取り、自身の代表曲である「春夏秋冬」を披露。進行上予定のなかった思わぬ展開に、会場と出場者は感激し、大きな拍手で包まれた。
厳しい評価はしつつも、かなり真剣な様子で選考をする泉谷氏と千秋。「泉谷さん、あんなこと言いながら小声で“みんな優勝にしてあげようよ”とか優しいこと言ってる!」と千秋から暴露されつつ選考結果を発表。優勝者は「変なクセがなくて、一番思いが伝わった」という理由から「ダウンタウンボーイ」を歌った千葉県柏市の金子稔さん(44)が選ばれた。金子さんは「嬉しいです!ギター持って帰ります。生で泉谷さんの歌も聴けて感激しました。」と喜びを語った。

コンテスト終了後、これから映画をご覧になる方に向けて「観て思ったのは、仕事っていうのはもらうものじゃなくて、作るものなんだな、ということ。観れば良い答えが見つかるんじゃないかな。男なんて全員だらしないんだから、男は全員観ろ!」とコメント。千秋は「落ちぶれていても、マイナスをバネにしてもう一度立ち上がろうとする主人公の生き方はすごくいいなと思いました。若い人でも、これから何か頑張ろうって思う人とか、夢をあきらめかけている人に観て欲しいです。」と語った。

2010年6月12日(土) TOHOシネマズ シャンテ、TOHOシネマズ 梅田ほかにてロードショー
『クレイジー・ハート』
配給:20世紀フォックス映画