今やオタクの聖地として国内外から年間1000万人がやってくる商店街にまでなった中野ブロードウェイにて85年に1度企画されたものの、直前で中止となってしまった幻の企画“アーケード試写会”が25年ぶりに復活、実現致しました!試写会への応募は主に中野ブロードウェイに応募用紙を設置。1000部が2日ではけ、さらにはそのチラシがオークションに出品されるなど、この企画の脅威的な人気が証明された、
 当日、昼間は人でごった返すアーケードの一部を封鎖し、映画の上映が行われました。今回の上映会では商店街の熱意に応えた配給会社全面バックアップの元、熱狂的なファンが多い伝説のフィルムメーカー ジョージ・A・ロメロ監督の最新作『サバイバル・オブ・ザ・デッド』が6月12日からの全国公開に先駆けて上映された。当日来場したお客さんの約半数がゾンビメイクで来場し、会場は異常な熱気に包まれていた。映画ライターの加瀬修一さん、完璧なゾンビメイクを施したアイドル作家の小明(あかり)さんが駆けつけ本イベントにエールを送りました。上映後は拍手がわき起こり、最後に配給会社プレシディオより中野ブロードウェイへロメロ監督直筆サイン入りポスターが送られ幕を閉じた。中野ブロードウェイは今回を機に今後も独自の個性的な企画で商店街を盛り上げていきたいとした。

(コメント)
村宮啓介副理事長
中野ブロードウェイがオープンして45年になります。20周年のとき、『ビバリーヒルズ・コップ2』『ロッキー4』というハリウッド大作2本をこの商店街で上映するという同様の企画があったのですが上映寸前で頓挫してしまいました。一流の映画をこういった場で上映するのはいかがなものか、というお声があってのことでしたが今回、ロメロ監督の『サバイバル・オブ・ザ・デッド』が上映される運びとなり、誠に嬉しく思っております。

加瀬修一
今更ロメロ監督の説明は不要ですが前作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』からインディペンデントの会社で製作を始めて2作目です。監督はまだ2作品撮るということなのでこれからも是非応援して下さい。

小明(あかり)
ロメロ監督作品はにわかで新参者なので今回はゾンビメイクで頑張りました!

【中野ブロードウェイとは?】
不況で各地の商店街が苦しむ中、“サブカルの聖地”として国内外から年間1000万人が訪れるまでになった中野ブロードウェイ商店街。1966年に当時60億円を投じて完成し、『東洋一の建築物』と言われ大きな話題となる。その後も様々な工夫をもって不況にも打ち勝ち、他県の商店街からも視察団が訪れ、他の商店街の見本として注目を浴び続けている。
【アーケード試写会とは?】
80年代に中野ブロードウェイの1階のアーケードを使って映画を上映しようと試みるも地元映画館の反対もあり、直前で中止。当時は新聞にも大々的に取り上げられるなど大きなイベントとして告知されていたため、急遽スクリーンのない上映会として立川一門の寄席に変更となった。

本作はホラー映画の巨匠で、今なお各界のクリエイターに多大な影響を与え続けているジョージ・A・ロメロ監督の最新作でございます。
出世作『ゾンビ』でショッピングモールを舞台に当時の消費主義社会を批判し、一躍時の人となった監督の最新作『サバイバル・オブ・ザ・デッド』は死者が突如として蘇り、人々を襲い始めた世界で、主人公のサージ率いる元州兵たちが“安全な場所”を求め、ある島へ向かう。その島で彼らを待受けていたのは・・・。というサバイバル映画です。
ロメロ監督ファンの多い中野ブロードウェイ振興組合の熱意に賛同し、全国公開に先駆けこの企画に上映に協力する事となりました。