5月29日(土)、ジョージ・A・ロメロ監督『サバイバル・オブ・ザ・デッド』(6月12日(土)よりシネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー)の公開を記念して、“オールナイト・オブ・ザ・デッド”と称したオールナイト上映イベントが、5月29日(土)にシネマサンシャイン池袋にて実施されました。

≪朝までゾンビ祭り!!深夜の劇場にゾンビが増殖!? 伝説のフィルムメーカーを豪華ゲスト陣が熱く語る!!≫

ジョージ・A・ロメロ監督の代表作『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』、満を持しての最新作『サバイバル・オブ・ザ・デッド』、ゾンビデビュー作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の3作品を上映。伝説のフィルムメーカーの最新作を日本最速で観られるとあって観客は大興奮!!観客参加型のイベントでは、ロメロ監督の直筆サイン入りプレスを賭けた大抽選会を実施。上映合間の休憩時にも観客を飽きさせんとばかりに、ゾンビメイクコーナーを設置。ゾンビになりたい!と我先に申し出る人々が続出!オールナイトイベント終了後には観客の半分近くがゾンビ化するという反響ぶりだった。『サバイバル・オブ・ザ・デッド』ではツイッターを使用したキャンペーンを多数展開。この日も1000人を超えたフォロアーによるツイッターは大盛り上がり。中でも宣伝スタッフ扮する美女ゾンビに関してのツイートが多く、会場にいた美女ゾンビに写真撮影が殺到した。
また、トークショーには第一弾としてロメロ監督を愛してやまない、KENNY氏(CREATURE FROM THE LIVING, MADTOYZデザイナー)、スクリーミングマッドジョージ氏(マルチメディアアーティスト)が対談。その後『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』の上映をはさみ、KENNY氏とカトウタロウ氏(BEAT CRUSADERSギタリスト)が対談。豪華ゲストによる夢の共演が実現した。
特殊メイクアーティストとして国内外の数々の映像作品に携わり、ゲーム版「バイオハザード2」のCMでロメロ監督と撮影に参加した経験もあるスクリーミングマッドジョージ氏は、「ニューヨークの芸大に在学中、講師としてきたロメロ監督作『ゾンビ』の特殊メイクを手掛けたトム・サヴィーニに魅せられた」と、特殊メイクアーティストを志すきっかけとなった裏話を披露。現場のロメロ監督は良いおじさんという感じでしたがトラディショナルな撮影方法を撮られていてポリシーを感じた。と当時のロメロ監督の貴重な話も垣間見られた。
人気お面ロックバンドとして若者から絶大な支持を得ているバンドBEAT CRUSADERSのギタリストとして活躍し、当日フェス終わりで駆けつけるほどロメロ監督の大ファンであるカトウタロウ氏は「昔からホラー映画にはエロだけを求めていた。」と、ライブ同様ムードメーカーとして会場の笑いを誘ったが、「そのホラー映画の概念を根底から覆してくれたのが、ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』だった。例えば、自分の大切な人がゾンビになってしまったとき、自分を襲ってきたらどうするのかといつも考えます。俺はそのまま食べられてしまい永遠に一緒にいることを選ぶ派です。相手を殺すことも愛ですけどね。ロメロ監督のゾンビ映画はホラー映画とは画一化されている。」と、ロメロ監督作品への熱い想いを語った。

 『サバイバル・オブ・ザ・デッド』は6月12日(土)より、シネマサンシャイン池袋、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国にて公開される。