5月27日ヤクルトホールにて、映画『NECK  ネック』の完成披露試写会が行われ、まず相武紗季さん、白川士(たけし)監督が登壇した。劇中の衣装・同じ髪型で登場した相武さんは、「今日は、皆さんに初お披露目という事で、皆さんの反応・感想などを楽しみにしています。楽しんで帰って下さい。」と喜びを語ってくれた。長編映画初監督作品となる白川監督は、「感無量でございます。今日という日を迎えてとても幸せです。」とやや緊張した面持ちで話してくれた。

次第に女性ファンの中から、もう一人足りないのではないかと、疑問が生じる中、司会者から、「本作のもう一つの主人公でもある、人の想像からお化けを作る恐怖マシーン”ネックマシーン”が登場!!」と言われ、観客達が注目する中、なんと!!ネックマシーンの中には女性ファン達にお待ちかねの溝端淳平さんが入っており観客達から、歓喜の渦が沸き起こった。この登場に溝端さんは、「ものすごく舞台袖でテンションあがったんですけれども、これに入った瞬間、ものすごい良い気分がなくなりましたね。皆さんに会えて嬉しいです。」と話し、観客の笑いを誘っていた。
ネックマシーンに入っている溝端さんに観客達から「かわいいー。」と絶賛の嵐が飛び交う中、相武さんは、「皆さんも思っていると思うんですけど、ネックマシーンが、似合う”女”は・・・。」とうっかり言い間違えてしまい、観客達大爆笑。改めて「”男”は、溝端淳平君しかいないと思うんで、この姿なかなか生で見る事できないと思うので、ゆっくり見て帰って下さい。」と勧めてくれた。

お化けを作ろうとするちょっと変わっていて、結果”ネックマシーン”を思いつく個性的な女の子を演じた相武さんは、演じてみて「私関西出身で、普段関西弁なんですけど、なかなか方言をしゃべる芝居をする機会があまりなく、今回標準語のちょっとしたミックスでなす福井弁でしゃべるのが、外国語しゃべれるようで2カ国語を操れるようですごく楽しく、今まで一番素に近いかもしれません。」と語る相武さんに、溝端さんは、「そうですね、すごいナチュラルな感じだったかもしれませんね。」とあいまいなコメント。相武さんは「どうでもいい感じ止めてもらえません??。」とつっこみ、観客達から笑いを誘い、名コンビぶりを発揮していた。
そんな相武さん演じる杉奈に恋をする男の子を演じた溝端さんは、撮影中のエピソードについて、「いつも現場は明るかったですね。皆明るい役だったので、小学生に戻ったかのように楽しく撮影してました。僕が一番年下だったので、相武さん・栗山さん・平岡さんには、ずっと甘えっぱなしで、すごく楽しかったです。」と語ってくれた。逆に辛かった事を聞かれると、「やっぱりネックマシーンに入るのが辛かったですね。待ち時間にスタッフさんに、荷物を置かれたりするとすごい怖いというか弱気になるんですよね。なんか力が吸い取られました。」と苦労を明かしてくれた。
そんな2人を監督は演出してみて、いつもうるさいなーと感じてたようで、2人ともタジタジな様子。しかし本作が胸キュンホラーだけあって、胸キュンエピソードについて聞かれると、監督は、「相武さんは食べて頂くシーンが多かったのですが、非常に大きな口で姿勢よく、バクバク食べる姿・大きな口を開けて笑う所・悲鳴をあげて叫ぶ所が胸キュンでした。溝端さんは非常に男気のある方なのですが、後半で非常に乙女チックな表情をされる所がありますので、そこはキュンとしました。少女のようでした。」と2人について話してくれた。

最後に本作について、監督からは「非常に楽しく、そして怖く見終わった後に元気になるような映画です。是非楽しんでいって下さい。」とコメント。溝端さんは「すごく鳥肌がたち、かつ笑いと恐怖が見事に混ざった胸キュンホラーになっています。皆今日はキュンキュンして帰って下さい。」と勧めてくれた。相武さんからは「胸キュンホラー映画ではありますが、映画の中にいろんな物が含まれていて、全てが新感覚なんです。なので見て楽しむというよりかは、アトラクションに乗って楽しむような気分で体感して頂けたらなと思います。」と作品をピーアールしていた。
最後まで歓声が鳴り止まないあつい試写会となったのである。

映画『NECK  ネック』は8月21日からシネマサンシャイン池袋、新宿バルト9ほか全国ロードショー