4月17日(土)に公開され、オープニング2日間の興行収入が、『アバター』のオープニング週末2日間興収の約220%となる13億16,539,200円という超ビッグオープニングとなった『アリス・イン・ワンダーランド』。若い女性を中心にファミリーから年配層に至るまで幅広い層から支持され、公開から4週連続でランキング1位に輝き、GW中に多くの観客を動員した結果、5月9日までに83億8千万円(観客動員数545万人)もの興行収入を記録している。
この度、本作大ヒットの大きな要因のひとつである世界中で愛される原作『不思議の国のアリス』の魅力をさらに伝えるため、フリーアナウンサーの久保純子さんが読み聞かせを行うイベントを行いました。

【イベント名】 「不思議の国のアリス」読み聞かせイベント
【日時】 5月10日(月)11:10〜 【場所】 109シネマズ川崎
【登壇者】 久保純子、大国英子(日本ルイス・キャロル協会)

映画の上映前で期待に胸を膨らませた観客の前に、久保純子さんが登場。原作『不思議の国のアリス』の一部を読み聞かせた。先日ベストマザー賞(文化部門)を受賞したことに誰もが納得するような優しさがありながら、意思の強さを感じさせる読み聞かせの様に、その場にいた全員が思わず聞き惚れ、原作の素晴らしさを再認識した。

その後、作品の魅力をより伝えるため、日本ルイス・キャロル協会の大国さんが登場し、久保さんとの対談を行った。大国さんは、映画の魅力を「バートン監督は原作のイメージ豊かな作品を新しい技術と、彼の思いで作り、さらにパワーアップした新たな作品になっています。」と語り、久保さんに原作と映画について聞くと、「原作でキャロルが描こうとしたものを、ティム・バートンが映像化していたり、ルイス・キャロルが描いていないものを新たな世界として描いてたりと、2つの魅力があります。また、ルイス・キャロルがこだわった、2次元のイラストをティム・バートンが3次元(3D)に表現していて、チェシャ猫など触りたくなるような世界を描いています。」と両方を知っていると世界観が更に楽しめると力説した。

イベントの終わりには、5月24日(月)より公式モバイルサイトでスタートされ、最終検定が全国各地の映画館にて開催される「アリス検定」の概要が発表され、検定合格のために映画を何度も見て研究するように薦めた。
イベントに続いて行われた囲み取材では、「映画館で大勢の人の前で読み聞かせをするのは初めてだったし、また、普段、子供達に、同じ目線で読み聞かせをしているため皆さんの表情が見えないのがとても緊張しました。」と今回の読み聞かせで緊張していた事を告白した。2人いる娘に読み聞かせをするかを問われると、「8歳と1歳の娘に読み聞かせをしていて、さらには、お姉ちゃんから妹に、最近では妹からお姉ちゃんに読み聞かせをしていて、1歳が8歳に読み聞かをするは面白いな」と、娘たちが日々成長している事を笑顔で語った。
映画について聞かれると、「原作は小さい頃に読んでいて、ティーパーティのシーンが脳裏に焼きついていました。今回具現化した映像を観て、自分の想像していたものと、重ねながら観ました。」と原作の魅力が活かされていることに感動していた。

また、本日サッカーワールドカップの日本代表選手の発表ですが、気になる選手はいますか、と聞かれると「アラフォーの星、カズ選手が気なります」と語った。
最後に映画をまだ見ていない人に向けて、「何度も、何度も観れば魅力が広がっていく作品だと思います。内容はもちろんのこと、エンドロールが魅力的で、最後の最後まで楽しませてくれる作品です。」と語り、締めくくった。